建物の壁は、鉄骨と鉄筋、その周りのコンクリートが一体となってできています。
施工図を確認しながら、山留めの上に鉄筋を張りめぐらせて、しっかり固定します。壁は5〜6mぐらいの高さになることもあるため、昇降車を使って作業を行います。
鉄筋を配置したら、次はコンクリートを流すための型枠をつくります。コンクリートは流し込むときはドロドロした液体(生コン)のため、型枠を建ててからコンクリートを流し込みます。
型枠を建てたら、いよいよコンクリートを流し込みます。型枠についている赤いパイプに、生コンが流れているホースを差し込んで、型枠の中へ生コンを流します。
生コンを流し込んだら、型枠を外さずに固まるまで待ちます。1か月程度で、十分な強度ができます。
コンクリートが固まって十分な強度ができたら、型枠を外します。型枠は数人が力を合わせて人力で外します。外した型枠は大事に保管して、別の場所で再利用します。