建設現場は、高いところでの作業や重い資材を扱うなど、危険との隣り合わせでもあります。そこで、無事故で安全な作業が行えるよう、様々な工夫をしています。
コンクリートの柱や階段の柱など、ぶつかると危険なところには、黒と黄色のしま模様のテープを取りつけています。目立つ色のテープをつけることで、近くを通る人が気づきやすいように工夫されています。やわらかい防護マットを取りつけることもあります。
仮設の階段やエレベータ、開口部などの周りには、物の落下や人が転落するのを防ぐためのフェンスがつくられています。
天井の開口部から床の開口部まで下がっているランプは、地上から地下へクレーン作業をするときなどに光るようになっています。このランプがついたら、開口部近くでの作業は中止します。
建設現場の地下へと続く大きな丸いホースは、換気用の送風口。地下に新鮮な空気を届けて酸素不足を防いだり、工事のときにでる煙や粉塵や熱気などを地上へ逃がしたりします。
建設現場内では、必ずヘルメットを着用しなくてはなりません。実際に工事現場で作業をする職人さんはもちろん、見学に来たお客様や近隣の住民のように作業をしない人も、必ずヘルメットを着用します。