コラム

橋の上に住む!

人間は様々なところに住んできましたが、中世ヨーロッパでは、橋の上に家を建てて暮らしていました。その「家橋」の中でも歴史や規模からいって「ロンドン橋」の右に出るものはないでしょう。14世紀の記録によると、長さ300m、幅8mの橋の両側には、131軒の店が並んでいたそうで、礼拝堂や学校などもあり、ひとつの町を形成していました。1階は店舗、2階から上が家で、最上階は向かいの家とつながったものも多く、まるでトンネルのような形でした。1209年石造りのアーチ橋が架けられてから、1757年民家の取り壊しまで、550年もの間、人々は橋の上に住み続けました。よほど住み心地が良かったのでしょうか?

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