22KAJIMA202403鹿島グループの総合力で事業実現に貢献宮城県成人病予防協会附属仙台循環器病センター(鹿島東北支店施工) 仙台市地下鉄南北線泉中央駅前開発エリアに同センターが移転を計画。初期投資の抑制,移転後の既存センター活用検討などの理由から,リース方式を採用した。顧客ニーズに合わせた建設資金の平準化と,エリアを開発する総合商社や計画地の地権者などのニーズに合わせたリーススキームにより,同エリアの開発と公的施設整備に寄与した。2016年8月より稼働開始。大型建機 神奈川県足柄上郡山北町の新東名高速道路河内川橋工事(鹿島横浜支店JV施工中)におけるアーチ橋の施工で,橋桁を構築するための移動式作業車(ワーゲン)のリースを行う。鹿島リースからのリースにより導入費用の平準化などが可能となる。上下線各2基,合計4基をリース中(8,9ページに関連記事掲載)。そのほか,タワークレーンや橋形クレーンなどの実績を持つ。鹿島グループITプラットフォーム 鹿島グループ(GR)をつなぐ(×)ITプラットフォームとして「GR×IT(グリット)」と名付けられた。鹿島グループが保有するIT資産を,その調達に始まり,鹿島グループのセキュリティ要件に沿ったキッティング,レンタルサービスの提供からリユースにいたるまでのライフサイクルを効率的に運用管理している。現在,9万台以上のパソコン・タブレットおよび関連機器を鹿島やグループ各社にレンタル・リースしている。 1984年の創業から今年で40周年を迎える鹿島リース。創業当時の日本経済は「重厚長大」から「軽薄短小」へ変わる産業構造の大転換期であったが,事業の多角化・新事業への進出をめざした鹿島は,「新事業開発本部」を立ち上げ,鹿島リースは,その第一号会社として発足した。鹿島リースは,鹿島が持つ,建設・開発のノウハウにファイナンス機能を付加し,パッケージ方式によるリース事業を行う。顧客の不動産取得や建物建設に関する初期投資を軽減し,建設資金を建物賃料とすることで,年度ごとの平準化と建物保有に係る事務の省力化につなげる。 また,建設機器や内装設備,家具備品など,建設される建物に必要な設備・機器をパッケージリースとして提供する設備・機器リース事業にも力を入れるほか,建物リースに鹿島グループ各社のノウハウを融合したO&M(運営・維持管理)を提案し,顧客にとっての最適解を実現する。建物リース設備・機器リースGR×IT事業の実現建物リース事業設備・機器リース事業遊休土地活用コンサルティング提案事業GroupIdentity東京都港区元赤坂1-6-6安全ビル16階Tel:03-5474-9210HP:https://www.kajima-leasing.co.jp鹿島グループは,グループ各社との連携を強化し,バリューチェーンの拡充による顧客価値の最大化と,新たな価値創出を目指していく。信頼と思いやりがつなぐリースの力鹿島リース経営理念若さと活力に溢れた創造的な企業体質をつくり,市場のニーズに対応する多様な業務を通じて,社業の永続的な発展を図る。鹿島リース様 40周年ロゴ

23KAJIMA202403明日を拓く若手社員! Well-beingの観点から世の中の関心が集まっている「緑」について,鹿島グループは時代に先駆けて室内植栽空間を展開してきた。昨年,鹿島グループ4社(鹿島建物総合管理,クリマテック,イー・アール・エス,鹿島出版会)が移転をした銀座6丁目-SQUARE(東京都中央区)には,共有部に緑化スペースを設置。開発・計画から設計・施工にいたるまで,鹿島およびグループ数社が連携して行い,鹿島リースは緑化スペースにおける植栽や音響機器,やぐらなどの施設一式のリースを担当している。利用される建物が問題なく稼働できるよう,修繕工事手配や火災保険付与手続きのほか,リース契約満了時には契約延長のご提案,建物買取り希望時の売却手続きまで,幅広く携わります。数十年ものリース期間のなかで,契約満了時にお客さまがどのような要望を持っていて,何がベストなのか,お客さまとの関係を長期間にわたり構築し,掘り下げていくことで,最適なご提案ができるよう努めています。そのため,リース契約満了時に建物売却の手続きが滞りなく完了した時の達成感は,ひとしおです。 建物リースは,法務やリース会計などの様々な知識を要するため,日々,社内や鹿島グループ各社の皆さまに助けていただいています。これからは培った経験と知識を糧に,鹿島リースの次の40年を拓く社員となれるよう頑張ります。鹿島とグループ会社を含む,様々な企業向けに複合機や什器・備品,大型建機などの機器リースを行っています。大型建機ではクレーンのほか,仮設事務所や防音ハウスなども取り扱っていて,お客さまのニーズに沿ったご提案を行い,無事成約した瞬間には,特に達成感を感じます。 営業部門に配属となってからは,お客さまへのレスポンスの早さとメール・電話でのやり取りにおいて,相手がどう捉えるかを深く考えるようにしています。年次を経てその積み重ねが,部署間を越え,相談し合える社内の雰囲気づくりにも活きていると感じています。今後はDX戦略の取組みにファイナンス面で貢献できる仕組みづくりに励むとともに,鹿島グループの総合力を活かして,多岐にわたるお客さまとさらにつながりを深め,営業の幅を広げていきたいです。IT機器は日々需要が変動しやすい商品です。また,半導体不足などの影響で,調達が困難な時期もあります。そのため,鹿島とグループ各社の皆さまからのご要望やご質問も千変万化です。特に,新入社員が入社する4月にはグループ全体で600台以上のIT機器一斉導入が必要になります。導入する機器が決まり発注をかけるのが12月頃。そこから,システムでの申請やキッティング作業の調整まで,迅速かつ正確な対応が必要なので,ミスが起きないよう,集中し業務を行っています。世間では,RPAやChatGPTなどで業務を効率化するDXの流れが加速しています。今後は私も含めて若手社員を中心に,DXで日々の業務を効率化していくとともに,自身の視野を広げて,担当業務だけでなく,チームとして一致団結できる雰囲気づくりにも貢献していきたいです。Column佐藤大地(中央)西村雄貴主任(左)茂木康介主任(右)2020年入社。OJTを経て,建物リース事業におけるアフターフォローから建物売却手続きまで,一貫した管理を行う。2015年入社。総務部,建物リース営業を経て,2021年10月から,什器・備品など様々な機器リースの営業を担当する。2014年入社。機器リース営業,管理部門での損益管理,建物リース営業を経て,昨年10月から鹿島グループ向けのIT機器レンタルの管理を担う。実はこれもリースです!皆さん,いつもご支援ありがとうございます!