特集:東京湾岸物語

序章:「東京湾岸の今」−東京湾岸マップ

 東京湾は,一般的には千葉県・富津岬と神奈川県・観音崎を結ぶ線から北の海域で示される。その面積は約1,160km2で東京23区の約2倍。海岸線の延長は750qにも及ぶ。
 東京湾岸を見渡してみる。富津岬から浦安に至る東沿岸部一体には京葉工業地域,その間に幕張新都心,ディズニーランドで有名な浦安地区等がある。都心部に入るとお台場をはじめとした臨海副都心,羽田を経て,湾西部の京浜工業地帯の中核にあたる川崎地区,国際貿易港としての横浜地区と続いている。これらの地域は,広大な埋立地という特性から,大規模開発が進められてきた。
 当社は,戦後,特に高度経済成長期以降,それまで培われた技術力と,土木・建築の総合力を活かし,数々のプロジェクトに携わってきた。東京湾の開発は,日本経済発展の象徴であるとともに,時流に乗った当社発展の歴史とも深い関わりをもっているのである。

湾岸マップ
東京湾岸マップ
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|序章:「東京湾岸の今」−東京湾岸マップ
第一章:「高度経済成長を牽引」−重化学工業とエネルギー供給基地
第二章:「人とものを運ぶ」−物流拠点と交通インフラ
第三章:「情報とトレンドの発信基地」−オフィスビルと商業・レジャー施設
第四章:「未来都市への予感」−人が住み,集い,憩う街づくり