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旅の窓口となる観光拠点

国内外の観光客へ向け,銀座をはじめ全国各地の魅力を発信するツーリストサービスセンター「TERMINAL GINZA(ターミナル ギンザ)」を三原通り側1階に設置。観光案内や外貨両替,手荷物一時預かり・宅配,コンビニエンスストア・スーベニア販売などの便利な機能をワンストップで備えている。「観光案内所の観光地化」を図る新しい旅の楽しさと出会う場所だ。

三原通り側には銀座初の観光バス乗降所が設置される。外国人観光客の増加に伴う観光バスの路上駐車の解決にも一役買うこととなる。

写真:銀座初の観光バス乗降所

銀座初の観光バス乗降所

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Column 銀座に戻った文化・交流施設「観世能楽堂」

日本の伝統芸能として国の重要無形文化財であり,2008年にはユネスコ無形文化遺産にも指定されている「能楽」。観世流はその中でも最大流派である。

その活動拠点である「観世能楽堂」が渋谷区松濤から「GINZA SIX」に移転した。観世流にとって銀座は,寛永10(1633)年に十世観世大夫重成が幕府から土地を拝領し,約200年間本拠地を置いた所縁の地だ。

移転した観世能楽堂はGINZA SIXの地下3階に構える。これまで数々の演技を支えた総檜の舞台をそのまま使用し,移築された。各部材は,旧能楽堂を解体時に調査し,転用可能なものは一度長野県佐久市に保管された。その後,銀座へ場所を移し元の姿を現した。

写真:移転した能楽堂

移転した能楽堂
(photo: エスエス東京支店)

座席数は480席。多目的ホールとして,様々な催しへの貸出しも予定しており,創造的な舞台として活用できるようになっている。また,段差を極力無くし,多目的トイレや車椅子席を設置。今後は外国人向けの多言語音声ガイドシステムも導入を予定するなど,ユニバーサルデザインに対応している。災害発生時には,帰宅困難者約1,000人の受入れも可能だ。

銀座に戻った観世能楽堂が,日本の伝統文化の発信拠点として,国際的な観光地の銀座を支える役割を果たす。

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