Highlights

Highlights 竣工のとき
共同通信社 研修・交流センター
――水辺の風景に包まれた学びの空間
東京・月島の北端に位置する再開発都市「大川端リバーシティ21」。隅田川ののどかな風景が広がるこの地に誕生した「共同通信社 研修・交流センター」は,同社と加盟新聞社,契約民間放送局が,編集や技術の研修を行う施設である。東京・汐留の本社ビル「メディアタワー」の災害時のバックアップ施設としての役割も果たす。
研修フロア,展示スペース,談話室,宿泊室など,施設の随所には水辺のシーンが取り込まれている。癒しの空間の中で学ぶ――。最高の環境のもとで,人材育成と新たな情報発信が行われる。
全景
【建物概要】
場所:東京都中央区/発注者:共同通信社/設計:当社建築設計本部/規模:RC造一部S造(免震構造)4F 延べ5,293m2
2007年6月竣工(東京建築支店施工)
展示施設「ニュースアートサロン」には,加盟新聞社の紙面を液晶タッチパネルに表示する
電子新聞掲示板システム「ふるさとタッチ新聞」という新たな情報発信ツールを設置している(写真上・中)
隅田川の景色を楽しむことのできるラウンジは,研修の合間の緊張を解く利用者の憩いの場となっている(写真下)
「共同通信社 研修・交流センター」の建つ「大川端リバーシティ21」は,都心回帰を目指した再開発地区で,超高層住宅群が広がっている
1階展示スペースの上に設けられた人工地盤の中庭からも,隅田川の景色が楽しめるようになっている 研修フロアの回廊は開放感に溢れている ビジネスホテルのアッパークラスの宿泊機能を備える宿泊室。全室,川側に面し豊かな景観を取り込んでいる