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現場社員の言葉で知る「1F」の今 現場社員の言葉 ~こぼれ話~

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現場社員の言葉で知る「1F」の今 現場社員の言葉 ~こぼれ話~

  • かつては発電所から約20km離れたJヴィレッジで防護服を装着,警報付きポケット線量計(APD)などを携帯し,構内の手前で全面マスクを着用していました。今は,構内にある装備交換所で装着できるので,随分と楽になりました。

取材時の現場用装備の装着状況。最初は1人ではできないが,2回程度経験すると慣れるという(右写真)
※主な現場用装備:全面マスク,APD,靴下(軍足),軍手,ゴム手袋(2重),タイベック,下着,綿帽子,ヘルメット,長靴など。

写真:取材時の現場用装備の装着状況

  • 健康診断を年2回受診するので,健康意識が高まり,全て正常値です。東京では,いつも再検査だったので妻に驚かれます。
  • 今年の3月から1~4号機建屋周辺以外では簡易マスクで作業可,移動時は通常の作業着でOKです。
  • 低線量のゾーンが増えてきたのは事実です。ただ当社が担当する工事は,高線量のゾーンが多いので,気を引き締めて日々業務を遂行しています。
  • 震災直後の混乱状態のなか,現場の安全管理には苦労しました。この上半期,無事故・無災害を続けてきたことを誇りに思っています。
  • 独身の若手が少ないです。同じ年代・環境の人が増えると,公私共にもっと充実すると思います。
  • 構内に打ち合わせスペースや大型休憩所,食堂,コンビニができたのは,大変ありがたい。温かい定食や丼,カレー,麺類が食べられます。以前は,コンビニ弁当やインスタント食品を買って持ち込んでいました。

3号機原子炉建屋カバーリングJVの休憩所。工事毎の休憩所が設けられた(右写真)

写真:3号機原子炉建屋カバーリングJVの休憩所。工事毎の休憩所が設けられた

  • 家族に転勤を報告した時,娘に「福島ではないよね」と泣かれた。そのため赴任先を告げることができなかった。今は気づいているかもしれませんが…。

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