[2001/02/26]

埼玉スタジアム2002のピッチにて
土壌温度コントロールシステムを敷設中


   鹿島(社長:梅田貞夫)は、2002年に開催されるW杯の準決勝会場であり、サッカー専用スタジアムとしては日本最大級の「埼玉スタジアム2002」を当社単独で施工中で、昨年11月より本スタジアムにおいてピッチ(グランド)の造成工事が開始されています。

 サッカーピッチの造成においては、世界最高の舞台に仕上げるために、砂粒の選定に始まり、何種類かの芝を現地にて生育させて、どの品種が当地の気候に合っているか、また実際Jリーガーに芝の感触を確かめてもらい、最適の芝を選定するなど、最新の様々な技術を駆使しています。

 本スタジアムに採用した代表的な技術に「土壌温度コントロールシステム」があります。

土壌温度コントロールシステム

 本システムは、ゴルフ場のパッティンググリーンによく採用されていますが、これは地中にパイプもしくはヒーターを設置し、芝生の生育状況と気象状況に合わせ適切に土壌温度をコントロールすることで、気象条件や使用条件が厳しい状況下でも、青々とした芝生を実現するものです。

 埼玉スタジアム2002においては、本システムの敷設工事が今月より開始され、現在ピークを迎えていますが、本スタジアムに採用したシステムは、冷暖房が可能(他は暖房のみ)なもので、このような事例は国内で初めてとなります。

 本スタジアムにおいては、ピッチ上での大屋根の日陰が季節・時間によりどのように変化し、日陰が土壌温度にどのように影響を及ぼすかを詳細に検討して、本スタジアムピッチを5つのエリアに分けて、それぞれ独立した土壌温度コントロールを行います。これにより、極めて効率的でランニングコストを最小限に抑えることが可能になります。

 W杯では、本スタジアムにおいて日本戦並びに準決勝など4試合が予定されており、世界最高のプレイが展開されます。

 鹿島ではその期待に応えるべく、世界最高の舞台に仕上げるという意気込みで当社が持つ最高技術を結集し施工にあたっています。

 本スタジアムの完成は、2001年7月末の予定です。

埼玉スタジアム2002での冷温水パイプ敷設風景(1)

埼玉スタジアム2002での冷温水パイプ敷設風景(2)
埼玉スタジアム2002での冷温水パイプ敷設風景

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