
財団法人鹿島美術財団(会長:鹿島昭一)は、美術研究の一層の振興のために創設した『鹿島美術財団賞』の第9回受賞者を決定しました。
鹿島美術財団賞は、美術研究者の研究助成を目的として1994年に設けられたもので、助成者の研究成果をまとめた論文(同財団刊行の「鹿島美術研究」に掲載)の中から、毎年特に優れたものを選考して贈呈されています。
高階秀爾 東京大学名誉教授ほか計6名の選考委員会による審査の結果、今回は、2000年度の助成者54名の中から、次の2氏の論文が選ばれました。
賞金(副賞)各50万円が5月17日に授与されます。
同財団は、美術の振興をはかり、もって我が国の文化の向上、発展に寄与することを目的に1982年(昭和57年)に設立され、事業として美術に関する調査研究の助成、出版や国際交流の援助などを行っています。このうち、調査研究への助成は、全国の中堅・若手研究者を対象に2002年度を含め865件を助成、助成総額は5億3千4百万円にのぼります。
(*我が国では美術研究者の優れた研究に対して授与される賞には「国華賞」(朝日新聞社)と本財団賞以外に殆ど見当たらないことから、本財団賞は年々美術研究者の大きな関心を集めてきています。)
【第9回財団賞受賞者】
●西洋美術史
大野 陽子(おおの ようこ)氏 31歳
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程
研究主題「対抗宗教改革期の北イタリアにおけるサクロ・モンテ構想」
●日本・東洋美術史
瀬谷 貴之(せや たかゆき)氏 30歳
日本学術振興会 特別研究員(東北大学)
研究主題「貞慶と重源 − 釈迦・舎利信仰と"宋風"受容をめぐって −」
【授賞式】
●日 時:2002年5月17日(金) 13:30〜
●場 所:鹿島KIビル 大会議室
*授賞式に引き続き、上記受賞者による研究発表会が開催されます。
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