NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三田清)、ダイビル株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:広瀬忠邦)、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村満義)の3社が開発を進めているJR秋葉原駅前の『秋葉原クロスフィールド』の一翼を担う「秋葉原UDX」が、2006年3月9日に開業します。これにより、「秋葉原UDX」と昨年3月にオープンした「秋葉原ダイビル」を合わせた秋葉原の新たなIT拠点『秋葉原クロスフィールド』がグランドオープンします。
■秋葉原の新たなIT拠点『秋葉原クロスフィールド』
東京都は、秋葉原地区の開発にあたり「東京構想2000」、「秋葉原地区まちづくりガイドライン」により、「電気街が持つ魅力や世界的知名度に支えられた集客力を活用し、IT関連産業の世界的な拠点を形成していく」ことを目指しています。このガイドラインに基づき、東京都の公募による秋葉原駅前都有地の売り払いが行われ、2002年2月、NTT都市開発、ダイビル、鹿島の3社で構成するUDXグループが当選。土地(15,728m2)を購入し、2003年より、新しい街づくりがスタートしました。
様々な領域(フィールド)の人々と様々な領域の情報が集い、秋葉原で交流(クロス)することによって、新しい価値創造をしていくというコンセプトで命名された『秋葉原クロスフィールド』は、人の交流、産業の交流、情報の交流をテーマに、こうした様々な交流が活発に行われるよう「秋葉原ダイビル」と「秋葉原UDX」2棟の低層部に、産学連携機能、情報ネットワーク機能、集客機能、そして中高層部にオフィス機能を集積し、秋葉原のIT拠点の中心として新たなプラットホームを構築していきます。
■「秋葉原UDX」
「秋葉原UDX」は、昨年3月にオープンした産学連携の中核施設「秋葉原ダイビル」と合わせた、秋葉原の新たなIT拠点『秋葉原クロスフィールド』の、文化情報の発信地として主に集客機能を担うとともに、都市計画駐車場等そしてオフィスからなる複合施設です。
1階から3階の商業施設「AKIBA_ICHI(アキバ・イチ)」ほか、1階にはモバイル、ユビキタス等の最新IT展示体験スペースおよび技術相談窓口や、ショールーム機能を備えた「ドコモテクニカルラボ 秋葉原」、2階には最先端技術の展示会開催等を通じて技術や人材の交流を促すことが期待されるイベントスペース「AKIBA _SQUARE(アキバ・スクエア)」、4階にはデジタルコンテンツ等の活動支援拠点として、デジタルワークショップ機能を備えた、日本の次世代を担う新たな産業・文化創出基盤施設「先端ナレッジフィールド」、日本のアニメーションの総合ポータル施設「東京アニメセンター」、新たな国際デザイン拠点「(仮称)デザイン・ミュージアム秋葉原」(今秋オープン予定)を配置しています。
さらに、6階には貸会議室「UDXカンファレンス」を備えるほか、2006年6月にはクリニックモールの開設も予定しています。
また5階から22階までのオフィスエリアは、専用エントランスと直通エスカレーターを備え、低層階の商業エリアからは完全に分離し、落ち着いたオフィス空間を実現しています。5階にはカフェやコンビニエンスストア、銀行ATMなどの機能も備え、オフィスサポートも充実しています。
■多彩な飲食店街「AKIBA_ICHI(アキバ・イチ)」でアキバの食を満たす
「秋葉原UDX」には、カフェ・レストランをはじめとする36の商業テナントが軒を連ねる「AKIBA_ICHI(アキバ・イチ)」がオープ
ンし、アキバの食を満たします。かつて秋葉原にあった「東京神田青果市場」の活気や、人が集まり賑わう様子と「選ばれた食」をイ
メージして名づけられたもので、初出店や新業態での出店が多くを占め、かつての市場の賑わいを再現しながら、下町の老舗の味も楽
しむことができます。
秋葉原クロスフィールド全体
/右側「秋葉原UDX」、
左側「秋葉原ダイビル」