カジマ・オーバーシーズ・アジア(略称KOA:社長 小泉博義、本社:シンガポール)は、このたびシンガポールの建設会社ティオンセン・コントラクターズとの共同企業体で、リゾート・ワールド・セントーサ社発注によるセントーサ・リゾート・プロジェクトのうち高級ホテル3棟などを10億5千万シンガポールドル(約764億円)で受注しました。
今回受注したものは、シンガポールの南部の島 セントーサ島に計画されているリゾート・ワールド・セントーサ・プロジェクト(総投資額60億シンガポールドル)における高級ホテル3棟などです。
ホテル3棟は、全室スイートルームの「マキシムズ・レジデンス」(130室)、リゾート設計でも著名なアメリカの建築家マイケル・グレイブス氏が設計した「ホテル・マイケル」(470室)、ファッショナブルな装飾の「フェスティブ・ホテル」(400室)で、計1,000室の規模となります。(本開発全体で1,800室のホテル客室を予定)
また、15,000m²の主ゲーム・エリアを中心とした「カジノ」や1,600席の常設劇場「ラ・ヴィー劇場」なども併せて受注しています。ラ・ヴィー劇場は、ラスベガスでKa劇場などの優れた演出を手がけてきたマーク・フィッシャー氏が総監督をつとめます。さらに全長500mの全天候型の「フェスティブ・ウォーク」は、ショッピングやレストランの他、ハリウッドの著名な舞台設計師であるジェレミー・レイルトンが手掛けるストリート・ショー等が繰り広げられる場所でもあります。
KOAは、アジアにおける鹿島の現地法人を統括するとともに、シンガポール国内においては官・民にわたり超高層オフィス・ビルからホテル、教育施設、集合住宅、大型半導体工場など様々な建設事業を行っています。また、ISOや労働安全資格の取得に加え、これまでも「品質管理」「安全管理」「環境管理」において数々の賞を受賞しています。今回の受注は、これらの実績、ノウハウ、競争力が高く評価され、入手に結びついたと考えています。
今後鹿島グループでは、本プロジェクトの成功のために、総力を挙げて取り組んでいく考えです。また、アジア各地にて積極的な事業展開を推進していく方針であります。
工事名 | リゾート・ワールド・セントーサ・プロジェクト | |
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企業者 | リゾート・ワールド・セントーサ社 ※(マレーシア・ゲンティン社75%、香港・スタークルーズ社25%の出資) |
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工期 | 2008年4月1日〜2010年12月31日(33ヶ月) ※掘削工事、基礎工事、埋立工事は別途 |
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建物概要 | 敷地面積120,000m²、延床面積323,800m²、構造:RC造、一部S造 ※ホテル・マイケル(地下2階〜地上11階、延床面積41,600m²) ※マキシムズ・レジデンス(地下2階〜地上11階、延床面積41,700m²) ※フェスティブ・ホテル+マキシムズ・ヴィラズ+ラ・ヴィー劇場 (地下5階〜地上9階、延床面積64,500m²) ※カジノ(地下2階〜地上2階、延床面積42,100m²) ※フェスティブ・ウォーク+フォーラム(地下1階〜地上2階)+ ドルフィン運河(延床面積133,900m²) |
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設計 | 基本設計:マイケル・グレイブス(米国) 実施設計:DPアーキテクト(シンガポール) |
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施工 | カジマ・オーバーシーズ・アジア+ティオンセン社 JV | |
工事金額 | S$1,053,300,000(約764億円) |
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