[2011/6/16]

鹿島 技術研究所新本館他でCASBEE 評価Sランクを取得

認証建物のBEE値で“最高得点”をマーク

 鹿島(社長:中村満義)は、「環境を創る」をテーマに環境負荷の低減と快適空間の創造に取り組んでおりますが、今般、技術研究所新本館ならびにAKASAKA K-TOWERの2棟が、 CASBEE(建築環境総合性能評価システム)2010年版でSランクの第三者認証を財団法人ベターリビングより取得しましたのでお知らせいたします。

 本認証制度は、建築物の環境性能を公的に評価・格付するもので、省エネ・省資源・リサイクル性能のような環境負荷削減とともに、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・周辺環境への影響も含めた建築環境性能の総合評価制度です。

 技術研究所飛田給研究センター新本館(東京都調布市)は、2011年6月完成予定です。計画にあたっては、地域環境を重視した地区整備計画、オフィス機能や知識創造環境を一から見直した合理的な内装・設備計画、 明るさ感を演出したタスク・アンビエント照明、ダクトレス空調システムなどの新技術採用、さらには既存躯体の利用や生物多様性の事前調査等、環境に最大限に配慮した建物となっております。 その結果、CASBEE2010年版でSランクを取得するとともに、BEE*値で過去最高値の8.3を獲得しました。

 また、旧本社跡地に開発中の超高層複合ビルのAKASAKA K-TOWER(東京都港区)は、賃貸用オフィスを中心に賃貸住宅や店舗も配し、自社ビルに比べて省エネルギー化の難しいテナントビルでありながら、BEE値4.4を獲得。 賃貸オフィスとして国内最高水準のCO2排出量40%削減を目指した鹿島の最先端技術を導入する環境配慮型ビルであり、BEE値も賃貸オフィスとして最高値の評価を受けました。

 当社では、今後とも快適性と環境配慮を追求した建物の研究に取り組んでいきたいと考えています。

*BEE=Built Environment Efficiency、建築物の環境効率


認定の概要



『技術研究所飛田給研究センター新本館』

技術研究所飛田給研究センター新本館
<建物概要>
所在地:東京都調布市飛田給2-19-1
建物用途:事務所(研究所)
延床面積:8,913.73u
構造等:RC造
     地上5階、地下1階、塔屋1階
竣工予定:2011年6月
      (供用開始2011年11月)

<CASBEE評価結果>
総合環境性能評価:Sランク
評価段階:実施設計段階
評価ツール:CASBEE 新築 2010年版
BEE値:8.3(最高値)





『AKASAKA K-TOWER』

AKASAKA K-TOWER
<建物概要>
所在地:東京都港区元赤坂1-2-7
建物用途:事務所、共同住宅、店舗
延床面積:53,704.17u
構造等:RC造+S造(制震構造)
     地上30階、地下3階
竣工予定:2012年1月
*平成20年度 国土交通省の住宅・建築物省CO2先導事業に採択。

<CASBEE評価結果>
総合環境性能評価:Sランク
評価段階:実施設計段階
評価ツール:CASBEE 新築 2010年版
BEE値:4.4 (賃貸オフィスで最高値)







(参考)CASBEEについては、こちらのHPをご参照ください。
『CASBEE(建築物総合環境性能評価システム) ホームページ』 別ウィンドウが開きます




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