[2011/10/05]

『ハイブリッドダブルチューブ架構
〜グランドミッドタワーズ大宮〜』
が2011年度グッドデザイン賞を受賞

近鉄不動産株式会社
鹿島建設株式会社
小田急不動産株式会社

 近鉄不動産株式会社(本社:大阪市天王寺区、取締役社長:澤田 悦郎)、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 満義)、小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、取締役社長:間瀬 卓正 )の3社が開発いたしました大規模ツインタワーマンションプロジェクト『グランドミッドタワーズ大宮』(地上30階建ツインタワー・総戸数941戸)において採用した、 日本初となる鹿島建設の「ハイブリッドダブルチューブ架構」が財団法人日本デザイン振興会主催の2011年度「グッドデザイン賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。

日本初の「ハイブリッド・ダブルチューブ架構」
「鹿島建設」による、日本初の「ハイブリッド・ダブルチューブ架構」(特許申請中)


 「ハイブリッドダブルチューブ架構」は、従来のRCチューブに大型の吹き抜け空間を設け改良したもので、柱・梁を外周部と内周部に集中させ、住戸内に柱・梁の突出を極力少なくして住戸割や住戸内の間取りなどの自由性を増し、SI住宅対応を可能としました。また外周部の梁はコーナー部では順梁、中間部では中間梁として同じフロアに異種の梁が連続可能な構成としています。 採用した「グランドミッドタワーズ大宮」では周辺地域と調和する細やかなファサードとともに、採光・通風・眺望の良い最適な規模と間取りの住宅が実現しました。

 特許申請中の「ハイブリッドダブルチューブ架構」のRC躯体の製造については、当敷地内(サイトPC工場)と外部の工場にて梁、柱、合成床版、バルコニー版などをプレキャストコンクリートとして作成し、地上躯体のプレキャストコンクリート比率を85%と高くしたため、品質と精度の向上及び2.5ヶ月の工期短縮を実現しました。また、高強度コンクリートの使用、鉄筋のかぶり厚さの確保、機械式鉄筋継手等の採用により高耐久の躯体を実現しました。

 「ハイブリッドダブルチューブ架構」にて20M×20Mを越えるボイド空間の創出と梁・柱の外周部と内周部への集約により間口の大きな2面採光・通風住戸がほぼ全周で可能となりました。また、外観は順梁部分と中間梁部分でのデザインの違いで大きな建物の表情が細分化されることで周辺環境との調和も図れ、今後、住環境重視型・周辺環境調和型・SI対応型の大型超高層住宅のプロトタイプとなります。



『グランドミッドタワーズ大宮』デザインのポイント


マンション外観
左側がフォレストタワー、右側がスカイタワー


 詳しくは、こちらをご覧下さい。
『グランドミッドタワーズ大宮全体概要(PDF:349KB)』 別ウィンドウが開きます


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