[2013/08/29]

南海トラフ巨大地震を想定した震災訓練を実施

企業としての「防災力」、「事業継続力」 向上をめざし

 鹿島(社長:中村満義)は、2013年8月28日、今後予想される巨大地震に備えるべく、南海トラフ巨大地震を想定した震災訓練を実施しました。午前9時、南海トラフ沿いを震源域とする大規模な地震が発生、東海地方以西の全支店と、首都圏の一部支店が被災するなど、広域的かつ大規模な被害の発生を前提とした訓練となりました。
 本訓練は、建設産業が担う災害復旧という社会的使命を果たすため、本社、並びに多数の支店・現場事業所が連携して実践的な訓練を行うことにより、災害による人的被害や経済被害を軽減し、企業としての「防災力」、「事業継続力」の向上を図るべく計画したものです。

震災対策本部での会議状況
震災対策本部での会議状況


 発災直後、被災想定拠点においては、自衛消防隊による初期消火・避難誘導訓練を実施、「従業員安否システム」に従業員各自が安否状況を入力するなど、個人の安全行動訓練を行った後、震災対策本部及び各復旧班の活動拠点を立ち上げました。
 今回は南海トラフ巨大地震を想定していることもあり、津波浸水被害想定現場においては高台への避難訓練も行い、加えて「BCMプラットフォーム」(※)中の「災害時現場速報システム」を活用して、社員、現場作業員等の避難状況報告を行いました。
 また、発災翌日以降を想定した応急復旧活動として、当社技術研究所の西調布実験場を支援物資物流拠点とした、被災支店に対する本社圏や他支店からの物的支援訓練を行いました。

  (※)「BCMプラットフォーム」:
     地震発生後に被災状況や復旧対応状況に関する情報を共有する「統合情報基盤」


主な訓練内容

●津波浸水被害想定現場の避難訓練等

●震災対策本部・各復旧活動班の立ち上げ、被災情報の収集・伝達・共有の訓練

●支援物資の調達訓練

●その他の訓練


 なお、最後に行われた震災対策本部会議において、中村社長から「建設会社は、社会から災害時の戦力として期待されている。各地域において、災害に際し一番に何をすべきなのか、プライオリティは何かを常に考え、各自が心構えとして持っておくこと。」というコメントがありました。



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