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プレスリリース

[2017/01/31]

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シンガポールの国際デザインコンペにて最優秀賞を獲得

 鹿島(社長:押味至一)は、当社グループ会社である株式会社ランドスケープデザイン(東京都港区、社長:植野糾)と現地建築設計事務所ら他4社を中心とするアライアンスチームが、シンガポールの国立公園庁が主催する「ジュロンレイクガーデン国際コンペ」に応募するにあたり、同じくグループ会社である株式会社アバンアソシエイツ(東京都港区、社長:角洋一)と共に、スペシャリストとして専門技術やノウハウの支援を行いました。その結果、当社グループの総力をあげた提案が高く評価され、昨年10月24日、当チームが最優秀賞に選出されました。
 当コンペは、シンガポールで3箇所目となる国立公園のデザインを競うもので、各国から31チームの応募がありました。

水をたたえ、滝に囲われた中庭 「ウォーター・ウォール・コート」

水をたたえ、滝に囲われた中庭 「ウォーター・ウォール・コート」

 シンガポールの主要経済特区の一つであるジュロンレイク地区に建設されたジュロンレイクガーデンは、湖を中心とする緑豊かな公園として建設されましたが、長年にわたり更新が行われておらず、来訪者数は減少の一途をたどっていました。「シティ・イン・ア・ガーデン」を都市ビジョンに掲げる同政府は、同地区全体の再開発事業の一つとして、水と自然をテーマにした国立公園としての再整備を決定し、当コンペが開催されました。

 鹿島は「鹿島グループ中期経営計画(2015~2017年度)」のなかで、事業戦略の一つとして「グループ全体の強みを活かせる事業領域の強化・拡大」を掲げており、その一環として、今回コンペに参加しました。
 (株)ランドスケープデザインが公園デザインの骨格を担い、(株)アバンアソシエイツが保持する官民連携によるプログラムの企画・運営といったエリアマネジメントのノウハウと、鹿島の技術研究所ならびに同研究所シンガポールオフィス(KaTRIS)が保有する水質浄化や植物工場などの環境技術や、鹿島の環境本部が保有する再生可能エネルギー利用などの環境エンジニアリングを融合させました。例えば、滝を配した「ウォーター・ウォール・コート」は、静寂な屋外環境を創出するとともに水質浄化に寄与するなど、景観デザインが水環境を改善する統合的なシステムとなっています。
 このように、単なるデザイン提案にとどまらず、ハード・ソフトの両面で、当社グループがこれまで培ってきた技術やノウハウを活かし、この地域に係わる全ての人々が共有可能な社会資産の構築を提案したことが高く評価されました。

 今後も鹿島は、当社グループが保有する技術やノウハウを組み合わせることで新たな付加価値を創出し、当社グループの強みを活かせる事業領域のさらなる強化・拡大を図ってまいります。

 なお当チームは、今後、マスタープランや基本設計、実施設計などの業務を担当し、2018年に再整備工事の施工者決定・着工、2020年より順次オープンする予定です。

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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