ONE DAY SCHEDULE
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8:30
- 出社
- まず、1つ目の担当現場
事務所に到着。
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10:00
- 所内打合せ
- 協力会社への発注、工事の
損益状況について現場所長
と打合せ。
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12:00
- 昼食・移動
- 昼食を済ませ、別の現場
に
車で移動。
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14:00
- 安全パトロール
- 2つ目の担当現場事務所にて
安全パトロールに同行。
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17:00
- 支店内打合せ
- 支店に戻り、経理部門と
打合せ。
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19:00
- 退社
- 決算などの繁忙期以外は早めに帰宅し、家族との時間を過ごしている。
01
仕事内容
工事の受注・発注など各種契約を、入念な事前準備と段取りでスムーズに行うのも現場事務の重要な役目。
現場事務の業務内容は、総務、経理、安全管理など多岐にわたります。具体的には、事務所立ち上げ時の電話やインターネット回線の開設といった事務所のインフラ整備から、協力会社から届く請求書の確認、現場社員の労務管理まで、本社・支店ならば部署の枠を超えるような業務を横断的に担当。なかでも経理の仕事がメインで、工事が適切な利益を生み出せるよう、各工程における材料や人件費の損益状況を随時確認し、コスト管理などもしています。また、協力会社に工事の発注をする際は、その責任者に向けた事前資料を作成して、スムーズに契約できるように先を見越した段取りをするのも現場事務の大切な仕事。協力会社との契約がスムーズに成立しなければ、そのぶん工事も遅れてしまう可能性があります。事務の仕事というと建設業の本流ではない印象もあり、後方支援的な役割と思われがちですが、施工系の社員と同様に現場の第一線に立っているという実感とプライドを持って働いています。
現場が工事に集中できるよう、本社・支店など関連部署との調整役を担うのも大切な使命。
現在、私は中部支店が管轄する愛知県と三重県にある複数の土木現場の事務全般を担当しています。これまでいくつかの現場を経験してきたこともあり、今では1人で仕事の段取りを決めることも多く、名古屋市の中心部にある中部支店を拠点にして、1日に2、3の現場を車で回ることも珍しくありません。そのため、仕事の段取りには注意し、業務の優先順位を見極めて、効率的な動きを心がけています。また、複数の現場を担当することは、それだけ多くの事務処理が発生します。現場ごとに工事内容が異なるのはもちろん、現場所長の方針も異なるため、各現場のやり方に合わせた段取りや事務処理を意識することも大切。さらに、現場事務は現場の代表窓口としても、本社や支店の各関連部署と交渉する立場にもあります。現場側の意向と本社・支店側の意向が異なることもあるため、現場事務がその間に入ることで話をスムーズにまとめ、少しでも現場所長や現場の負担が減るようにサポートしています。自分がこうした現場の潤滑油になることで、現場が工事に集中できる環境が整えば、現場全体、会社全体にとっても価値のあることだと思っています。
02
入社の動機
建設業界ならではの「現場事務」、
その特別な職に憧れ入社を決意。
経済学部に所属していたこともあり、就職活動では金融系をはじめ、メーカー系、食品系など、さまざまな業界を視野に活動。しかし、文系学部生が応募できる、総務、経理、営業といった職種はどの会社にも存在しているもので、その仕事内容に大きな違いが見出せず決め手に欠けていました。そんな時、大学時代にテニスで知り合った先輩が鹿島で働いていることを知りました。その先輩は人間的にも大変尊敬できる方だったので、その人が働くのはどのような会社だろうと思ったのが鹿島を知るきっかけでした。説明会や選考に進んでいくなかで、この業界ならではの「現場事務」という仕事と、先輩と同じような魅力的な鹿島の社員に惹かれ、入社を決意しました。
03
今後の目標
後輩の指導にも力を入れて現場事務全体のクオリティを上げる役割を担いたい。
現場事務は、技術的には誰でも一定の成果を収められる仕事だと思っています。だからこそ、現場とのコミュニケーションを密にして、より働きやすい環境を先回りして準備できるところに「山下らしさ」を出していきたいですね。そして、「現場事務のことなら山下に聞け」「現場事務は山下にしよう」と、どの現場からも頼られる存在になりたいです。また、これからは後輩の指導にも力を入れていかないといけません。「任せられる仕事は任せる」ことで、若手に活躍の機会を積極的に与え、現場事務全体のクオリティを上げるのも今後の自分の役割だと思っています。
04
休日の過ごし方
仲間とのテニスの時間を楽しみつつ、
さらにリフレッシュさせてくれる家族との時間も大切に。
休日は学生時代から続けているテニスで汗を流しています。現在、鹿島中部支店テニス部の部長を務めており、他の建設会社の方々と合同練習会や年に一度の団体戦なども行っています。妻もテニスをするので、練習には子供を連れて参加することも。また、子供がまだ小さいので家族で過ごすことも多いです。子供との時間、家族との時間は、仕事のことは考えずにリフレッシュするよう心がけています。現在は家族と一緒に三重県内に住んでおり、今後も家族と一緒に人生を楽しんでいきたいと思っています。
05
鹿島の社風
多くの刺激を与えてくれる仲間に囲まれるから、「もっと自分も」という意識を持つことができる。
先輩、同期、後輩の誰もが「スゴい!」と本気で思える何かを持っていることが多く、いつも刺激を受けながら働いています。文系採用なのに施工技術にとても詳しい先輩、親子ほど歳の離れた上司に対して臆せず交渉できる肝の据わった後輩など、例を挙げればきりがありません。また、学歴や学業の成績だけでは計れない「仕事と誠実に向き合う力」がある人が多いのも特長だと思います。社会人として当たり前のことですが、それを継続してやり続けることは簡単ではありません。それを体現し続けている鹿島の仲間は大変魅力的だと思います。
学生へのメッセージ
私たちの生活に建設業はなくてはならない存在です。それは日本だけではなく世界を支えることのできる業界でもあります。社会貢献度の高い仕事を志している人なら、必ずやりがいを見つけられると思います。
MESSAGE
※原稿は取材当時のものです。
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