ONE DAY SCHEDULE

  • 7:30

    出社
    本日の作業員全員を集め朝礼を実施。
  • 9:00

    現場巡視
    現場に出て作業の安全や
    品質を確認。協力会社に
    作業の流れを伝える。
  • 13:00

    作業間連絡調整会議
    各作業場所の担当者が集まり全体の作業内容や時間、使用場所を調整する。
  • 16:00

    発注・計画
    翌日の作業予定を確認し
    夜勤担当者に作業を引き
    継ぐ。
  • 19:00

    退社
    工事の進み具合により退社時間は異なるが、仕事を早く終え、現場の仲間と飲みに出かけることも。

01

仕事内容

地下40m、直径13mのトンネルを8km掘りぬくプロジェクト。約7年をかけて、ようやく完了間際までこぎ着けた。

私は入社後に本社機械部で業務の基礎知識や進め方を学んだ後、東京支店に異動。2年間、工事に使用する機器の管理を担当した後、機械・電気担当として現場に配属となり、それ以降、高速道路として使用される地下40m、直径13mのトンネルを8kmにわたって掘り進む国内最大級のトンネル工事に7年間携わっています。現場は掘削工事と付帯設備工事がほぼ完成し、まもなく引渡しです。さまざまな苦労や通常ではできない経験をしましたが、ビッグプロジェクトに貢献できた達成感を感じているところです。私たち機械・電気担当の仕事は、現場での作業の方法や手順を計画し、工事用機械(直径13mのシールドマシンなど)の作業効率を向上させる方法などを工夫しながら運用管理し、工事が安全に進んでいるのを見守り続けることです。自然が相手の仕事だけに、予測不可能なトラブルが発生することもありますが、知識と経験を活かし臨機応変に対処していくことがやりがいでもあります。

工事の主役となるシールドマシンの開発から、土砂を運び出すためのベルトコンベヤの設計にも参加。

今回のプロジェクトは、直径13mの大断面を掘り進む必要があったため、専用のシールドマシンを掘削機メーカーに特注するところからスタートしました。マシンそのものが2,000tもの重さになるため、現場までの搬入方法、マシンを組立てる機械の選定、マシンの組立方法と手順、その作業に費やす時間など、詳細な検討を重ねて計画を立案しました。また、1日に6,000m³もの土砂をトンネル外に排出するため、土砂を運び出す水平のベルトコンベヤと、地上に運び上げるための垂直のベルトコンベヤの両方が必要となるため、シールドマシンやベルトコンベヤなどが故障しないように細心の注意を払い管理を行いました。学生時代に学んだ機械工学の知識の活用と、新たな知識や技術を身につけて解決することの繰り返しで、地下40mで経験した大規模なものづくりは、私を大きく成長させてくれたと実感しています。

02

入社の動機

社会人アメフトチームを探していて鹿島と出会う。機械・電気系にも活躍のフィールドがあることを知る。

私と鹿島との出会いは、学生時代からやっていたアメフトを社会人チームで続けられる会社を探したことがきっかけです。建設業界について詳しくなかったのですが、企業研究を進めるうち「100年をつくる会社」というキャッチフレーズに魅力を感じました。しかも機械・電気系の出身者にも活躍の場があることを知り、入社を希望するようになりました。現在、自社チームの鹿島ディアーズは存続していませんが、結びつけてくれた縁に感謝しています。

03

今後の目標

もう一度、トンネルを掘りたいという想いと、他の工種に携わり仕事の幅を広げたいという2つの想い。

今回の現場では多くの時間をかけて、長いトンネルを掘りぬくことができ、大きな充実感を得ました。もう一度、大規模のトンネル工事に携わりたいと思う反面、橋梁やダムなどの他工種にも携わってみたいという気持ちもあります。工期の長いプロジェクトが中心になるだけに、この先長きにわたる技術者としてのキャリアをどうしていくべきか、先輩たちの意見を聞きながら検討している最中です。

04

休日の過ごし方

アメフトを引退してからは、家族が中心の休日。プライベートの充実が、仕事への活力を与えてくれる。

入社から7年半は仕事の傍ら、鹿島ディアーズにも参加していました。結婚を機に引退し、現在は妻や息子たちと休日を過ごしています。毎週日曜日は私が息子たちを連れてテニススクールに行き、家事を終えた妻とお昼に合流するのが恒例のパターンです。規則正しく充実した週末を過ごすことが、仕事にも良い影響を及ぼしていると感じています。

05

鹿島の社風

「紳士的で面倒見が良い」という評判で協力会社から信頼されている。

協力会社からは「鹿島の社員は紳士的で面倒見が良い」とよく言われます。協力会社がいてこその現場であるという考えが社内に浸透しているため、追加の工事などがあった場合にも適正に費用をお支払いするのが鹿島の流儀です。そんな姿勢があることが、協力会社の信頼につながっているのだと思います。

吉村隼人

学生へのメッセージ

現場での機電系社員の役割は、いわば何も無いところに自らの力で生産ラインを構築し、稼働させることです。そんな自分の力を試せるフィールドで活躍したい方にぜひ応募してほしいと思います。

MESSAGE

※原稿は取材当時のものです。