羽根トンネル

工事概要

羽根トンネルの中央部には帯水層である砂礫層が存在し、この地下水を地元では生活用水として利用していました（名水百選）。トンネルの掘削にあたり、補助工法により砂礫層を補強するとともに、山岳トンネルでは事例の少ないディープウェルによる水位低下を実施し、その水を地元へ涵養することで、水利用に影響を与えることなく工事を完成させました。

工事諸元

NATM　施工延長約3,300m（土工部374m、トンネル部2,921m）、内空断面積67m²、幅員10.6m