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リニューアル技術

下水道管きょ更生工法「バックス工法」

自立管を使用した鞘管工法による大口径下水道管きょの更生工法

バックス工法は、既設円形の大口径下水道管きょを対象にした管更生工法(鞘管工法)です。下水道内挿用強化プラスチック複合管(JSWAS K-16)にソリ式の鋼製バンドを装着したバックス管を、専用の推進装置により既設管きょ内に連続挿入し、新たな管きょを構築します。バックス管は、土水圧に対して必要な強度および耐震性を有する「自立管」です。このため、既設管きょの強度に依存せずに、管の更生ができます。また、硫化水素に起因する硫酸腐食に対して高い防食性能を有しています。

(財)下水道新技術推進機構 建設技術審査証明書
(2013年3月13日、審査証明第1231号)

図版:バックス工法概要図

バックス工法概要図

キーワード

管更生、鞘管工法、自立管
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バックス工法の施工手順

バックス工法は管径が800~2,000mmの既設鉄筋コンクリート管を更生する工法です。

施工手順

  1. 準備工→発進側の人孔上部を撤去し、管内を清掃した後、反力架台等の器具を設置します。
  2. バックス管推進工→先頭のバックス管に先行装置を取り付けます。バックス管を推進装置とともに人孔内に入れ、推進工法によりバックス管を既設管路内に挿入します。バックス管の挿入・接合・推進を必要な施工延長分繰り返します。
  3. 撤去工→反力架台、推進装置等を撤去します。また、到達側の人孔から先行装置を解体して搬出します。
  4. 裏込め充てん工→既設管とバックス管のすき間にグラウトを充填します。
  5. 後処理・片付工→管口処理及び発進側の人孔上部を復旧し、片付け・清掃を行います。

図版:先行装置の搬入状況(施工手順2)

先行装置の搬入状況
(施工手順2)

図版:人孔内でのバックス管推進状況(施工手順2)

人孔内でのバックス管推進状況
(施工手順2)

図版:推進装置の撤去状況(施工手順3)

推進装置の撤去状況
(施工手順3)

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特長・メリットココがポイント

安全な工法

  • バックス工法は、開削工事や既設管きょの補修・補強を行う必要がない、管更生工法です。
  • 既設管内に人が入らずに、管を推進装置で設置するため、劣化の進行した管内での危険作業が最小限にできます。

図版:バックス管推進時の管内状況

バックス管推進時の管内状況

バックス管の高い防食性・水密性

  • バックス管は日本下水道協会規格「下水道内挿用強化プラスチック複合管(JSWAS K-16)」にソリ式鋼製バンドを装着したものです。
  • 耐荷強度:土被りが概ね7m以下で、自立管として必要な強度を有しています。
  • 防食性能:pH0相当の高濃度酸性環境にも適用できます。
  • 水密性:継手部においても高い水密性が確保できます。

図版:バックス管「下水道内挿用強化プラスチック複合管(JSWAS K-16)」L3種

バックス管「下水道内挿用強化プラスチック複合管(JSWAS K-16)」L3種

様々な施工環境下に対応

バックス工法は次の条件下で施工できます。

  • 下水道供用下(水深30cm以下および流速0.6 m/s以下)でも施工が可能です。
  • 曲率半径200m以上の緩やかな曲線部に対応できます。
  • 高低差10mm以下の段差部にも対応可能です。

適用実績

図版:公共下水道(合流式)管の更新

公共下水道(合流式)管の更新

場所:福岡県内

竣工年:2002年11月

規模:既設管呼び径Φ1650
施工延長L=30m

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