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ダム再開発工事の仮締切工の新技術「浮体式仮締切工法」が
第6回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞を受賞

鹿島が日立造船らと開発し、鹿児島県で施工中の鶴田ダム再開発工事に適用した「浮体式仮締切工法(ダム再開発工事の大幅効率化)」が、第6回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞を受賞し、2015年11月9日、内閣総理大臣官邸において表彰式が行われました。

ものづくり日本大賞は、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰するものです。経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、平成17年より隔年開催されており、今回で6回目を迎えます。

11月9日、内閣総理大臣官邸大ホールで行われた表彰式では、鹿島から鶴田ダム増設減勢工工事事務所・滝口紀夫所長と、高田悦久常務執行役員が、そして、日立造船 鉄構・防災ビジネスユニット水門部・神藤拓也担当部長の3名が壇上に立ち、代表して滝口所長に安倍内閣総理大臣から表彰状が授与されました。その後、ホワイエホールにおいて、受賞技術の展示も行われ、安倍内閣総理大臣、石井国土交通大臣らに技術の紹介が行われました。

国土交通省九州地方整備局、一般財団法人ダム技術センター、鹿島、日立造船が共同で開発した「浮体式仮締切工法」は、既設ダムを運用しながら行う再開発工事に必須な仮締切工について、鋼製の仮締切設備を浮体化し、ダム湖面上で組み立てて一括架設するという世界初の技術で、鹿児島県で施工中の鶴田ダム再開発工事に初めて適用されました。本工法は従来の仮締切工法に比べ、大幅なコスト削減、工期短縮、安全性向上を実現したことが高く評価され、ものづくり日本大賞の受賞となったものです。

「浮体式仮締切工法」は、第16回国土技術開発賞最優秀賞に続いての栄誉となりました。

※浮体式仮締切工法の概要はこちら

図版:安倍内閣総理大臣より表彰状を受け取る滝口紀夫所長

安倍内閣総理大臣より表彰状を受け取る滝口紀夫所長

図版:記念撮影の様子(左から、高田常務執行役員、滝口所長、安倍内閣総理大臣、石井国土交通大臣、神藤担当部長)

記念撮影の様子(左から、高田常務執行役員、滝口所長、安倍内閣総理大臣、石井国土交通大臣、神藤担当部長)

図版:浮体式仮締切工法が初適用された鶴田ダム再開発工事

浮体式仮締切工法が初適用された鶴田ダム再開発工事

図版:浮体式仮締切工法の概要

浮体式仮締切工法の概要

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