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鹿島の土木技術 Topics

鬼怒川堤防本復旧工事が完成

2015年9月、関東・東北豪雨により決壊した茨城県常総市の鬼怒川の堤防復旧工事は、2週間で応急復旧工事を行った鹿島と大成建設が引き続いて本格復旧工事を担当し、2016年1月から工事を行ってきましたが、5月27日、無事完成しました。

鬼怒川堤防本復旧工事は、2015年9月に緊急復旧した仮堤防を撤去し、2016年6月の出水期前までに新たな堤防を完成させる工事です。緊急復旧工事で構築した荒締切堤及び二重締切工を撤去、次いで、堤防基盤置換え、遮水矢板打設、築堤・護岸工事を行いました。

図版:本復旧工事完成状況

本復旧工事完成状況

2016年1月から仮堤防(土工量約9,000m3)の荒締切及び二重締切工の撤去が始まりました。2月下旬からは荒締切基盤部の掘削・整形を開始、3月上旬からは堤防基盤置換え・堤防の盛立てが始まりました。堤防に利用する盛土材は3種混合処理土とし、砂質土:粘性土:礫質土=4:3:3の容積混合比としました。堤防盛土に必要な密度・強度・透水性を満足する最適な含水比(土に含まれる水分量)を求めた上で、重機による転圧回数等の施工方法と品質管理項目を定め、厳格な施工管理の下、短期間で高品質な堤防(土工量約19,000m3)を構築しました。

図版:本復旧堤防標準断面図

本復旧堤防標準断面図

約5か月間の工事期間中、被災された周辺住民の方を招いた現場見学会を合計4回開催し、工事の様子を実際に見ていただくとともに、堤防に使用する3種混合処理土の強度実験なども行い、理解を深めていただきました。

堤防の決壊からわずか8か月。地域の皆さんが安心して暮らすことのできる堤防が出水期を前に完成しました。

緊急復旧工事から引き続き本格復旧工事を担当した上田哲也所長は、堤防の完成にあたり「緊急復旧に引き続き本復旧も工程が厳しい工事でしたが、官民一体となった施工、そして平均年齢34歳という若いチーム力で奮闘した結果、地域の皆さんにも納得していただける堤防が完成し、思い出に残る工事となりました。職員全員が災害復旧という緊急性のある社会貢献に携わり工事を期間内に収めたことは、大きな糧になりました」と語っています。

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図版:盛土の施工状況

盛土の施工状況

図版:連節ブロック設置状況

連節ブロック設置状況

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