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電子デバイス生産施設

フレキシビリティ確保技術

フレキシブル架構システム

部分的に高剛性床が必要だが、場所はすぐには決まらない。将来的には変更も発生
そんなお客様に最適な、構造体の性能アップは将来工事で必要な部分だけ行なえる
フレキシブルな架構システム

  • 建設時は経済的な構造架構形式を選択し、初期投資を抑制
  • 生産レイアウト変更から要求される床性能のアップにも自由に対応可能
  • 床上からの簡単な工事で、ダクトや配管等への影響なく工事が可能

概要

建物建設時は通常の仕様を満足する経済的な架構とし、将来、必要な部分において嫌振・剛性条件の性能アップが容易に行えるフレキシブルな架構システムを保有しています。このシステムは、建設時はローコストな構造架構形式とし、後に必要なエリアだけを高剛性エリアに変更することができるため、初期投資を大幅に抑えることが出来ます。

クリーンルームは、「クリーンルーム階」と循環空気の通り道である「リターンプレナム階」で構成されています。リターンプレナム階には設備配管や補機と呼ばれる装置が多数設置されます。将来、レイアウト変更で、嫌振・剛性条件をアップしたい箇所にクリーンルーム階からリターンプレナム階へ「補強材」を追加するだけで、高剛性床に変更することが出来ます。この補強材の追加は床下設備配管の上部で行うため、配管に影響なく、操業を継続したまま施工できます。

生産装置移動前
生産装置移動後(補強材追加)

これらをまとめた架構選定メニューもあわせて保有しています。具体的には、微振動条件や剛性条件など5つの条件を確認するだけで、もっとも経済的な構造架構を提案するものです。構造架構を検討する際に5つの条件だけを確認することで、最もローコストな鉄骨部材がすぐに選定できます。