エコ・デザイン
エネルギーのムダを削減
ZEBを実現するために、建物におけるエネルギー消費の原因を「元から断つ」と共に、空調・照明などでのエネルギーの高効率な利用を図ります。

■ 自然換気・自然通風
建物に風の道を作り、自然換気・自然通風を可能にします。
中層のオフィスでの適用が多い技術ですが、超高層オフィスでも風の流れや外壁にかかる風圧などを予測して最適な自然換気方式を提案します。

中層オフィスの自然換気の例
■ 日射制御と昼光利用
窓からの日差しは空調負荷の増大と窓近傍のほてりやまぶしさの原因となるため、ブラインドや庇などで適切に抑制・制御します。
また、昼光を活用することにより照明エネルギーを削減します。

中庇による日射制御と昼光利用の例

アウトフレームによる日射制御
■ ファサードエンジニアリング(外装性能設計)
最も基本的な省エネは断熱と日射遮蔽です。様々なファサードデザインの中から、科学的アプローチにより、省エネ性能に加え、温熱環境と経済性に優れた高性能なファサードシステムを選定します。
システムのバリエーションは、天井排熱、エアバリア、エアフロー、ダブルスキンなどがあります。
ダブルスキンの事例
ダブルスキンとは、2枚のスキン(ガラス面)を設けたシステムで、2枚のスキン内を外気で換気するシステムです。
夏期は、ダブルスキン内のブラインドを降ろして、日射を遮蔽します。この時、日射は熱となるので、その熱を外気で換気することにより除去し、冷房負荷を軽減します。
冬期は、ダブルスキンの換気を止めて、2重・3重のガラスにより断熱性能を向上させます。
中間期は、ダブルスキンを通して安定した自然換気を可能にします。

■ 最適空調システム
タスク・アンビエント空調
外気負荷や照明発熱などを処理するベース空調「アンビエント空調」と、変動が多く不均一に分布する内部発熱や人体発熱を処理する「タスク空調」に分離することにより、快適性と省エネの両立を図ります。

ユニバーサル コンフォート(タスク用吹出口)
在室者の好みにより気流の “有り”“無し”を選択することが可能なタスク用吹出口です。室内設定温度がやや高めでも、ほどよい気流で涼しさを感じることができます。

■ 最適照明システム
人のいる所だけを快適にする制御
人感センサーを用いて、人の在・不在を検知して、空調や照明をON-OFFする制御です。また、人のいる所の温度を正確に計測して、冷暖房を効率的に制御するリモートサーモも開発しました。

タスク・アンビエント照明
天井照明は室内の雰囲気のためのアンビエント照明として機能させ、机上の明るさは手元の作業用タスク照明によって十分に確保します。照明電力の削減に最も効果的な手法です。

■ 最適熱源システム
ベストミックス熱源システム
ベストミックス熱源システムとは、大規模複合施設などで採用されるシステムで、電気とガスによる熱源、電力負荷の平準化に寄与する蓄熱槽、自家発電を行いその排熱を有効利用するコージェネレーションなどを組み合わせるシステムです。
これにより、ランニングコストが廉価で、環境負荷が小さく、安定した冷暖房が可能になります。
