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クリーンで健康な室内空気環境
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健康に配慮した学校づくり
学校における室内空気汚染の現状と対策
新築の住宅や学校建築などで、建築資材等に含まれる化学物質の放散による健康被害が、大きな社会問題となっています。生徒たちの第2の生活の場である学校においては、この問題解決が急務とされています。

室内空気汚染とは?
建築物の高気密、高断熱化が進むに従って、室内での空気汚染の問題が顕在化してきました。建築資材や接着剤、防腐・防虫剤などに含まれるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)といった化学物質の放散により、目やのどの痛み、頭痛などの健康障害が生じています。

問題物質とは?
健康への影響が大きいとされているのは、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレンの6物質です。特にホルムアルデヒドとトルエンについては文部科学省の学校環境衛生の基準の中で定期環境衛生検査必須物質とされています。
物質名 ホルムアルデヒド トルエン キシレン
特徴 目や皮膚への刺激・湿疹・吐き気等を起こすほか、発ガン性が指摘されている。合板・パーティクルボード・家具等の木質系材料に含まれる。 刺激臭があり、のどや目を刺激し、高濃度になると倦怠感や知覚異常、吐き気を起こす。接着剤や塗料の溶剤・希釈剤に含まれる。 同左
室内濃度指標値 100μg/m3(0.08ppm) 260μg/m3(0.07ppm) 870μg/m3(0.20ppm)
物質名 パラジクロロベンゼン エチルベンゼン スチレン
特徴 強い臭いがあり、防虫剤・トイレの芳香剤に使用される。竣工測定時は検出の可能性は少ない。 肝臓・腎臓機能に障害を起こす。トルエン、キシレンの代替物質として使用量が増加。 特徴的な臭気があり揮発性、空気より重い。発泡スチロール、合成ゴム、スチレンフォーム等に含まれる。
室内濃度指標値 240μg/m3(0.04ppm) 3800μg/m3(0.88ppm) 220μg/m3(0.05ppm)
(対象室:普通教室、音楽室、図工室、コンピューター教室、体育館等の施設)

注意を要する換気設備と仕上材料
教室内イラスト
注意すべきポイント 対策
A : 換気と吸着 自然換気の容易な建築計画、機械換気、
天井カセット型空調機用VOC除去フィルタの使用
B : 壁 低VOC対策型壁紙、ノンホルマリンタイプの接着剤、水系塗料などトルエン・キシレンを含まない塗料の採用
C : 家具・備品 低パラジクロロベンゼン低ホルムアルデヒド建材のフローリング、トルエン・キシレンを含まない接着剤の採用など
D : 床 低ホルムアルデヒド建材のフローリング、トルエン・キシレンを含まない接着剤の採用など
関連法規
学校環境衛生の基準の改定(平成16年4月施行)
定期環境衛生検査と共に臨時環境衛生検査として新築・改築・改修や家具・備品の搬入等を行った際には、6物質の濃度が基準値以下であることの確認が建築主に義務付けられています。
建築基準法の改正(平成15年7月施行)
クロルピリホスを含む建材の使用禁止、ホルムアルデヒドに関する内装仕上の制限と換気設備の規定(0.5回/h)が設けられています。

関連する技術 室内濃度計測・評価技術
天井カセット型空調機用VOC除去フィルタ
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