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箱根ラリック美術館

神奈川県足柄下郡箱根町

2004年12月

図版:箱根ラリック美術館のメインイメージ

ガラス工芸の美に邂逅する場

アール・ヌーボーからアール・デコまで活躍したジャポニズムのガラス工芸作家ルネ・ラリックが作品のモチーフとした自然と建物が一体になった環境と人にやさしい庭園型リゾートミュージアムである。中央に小川の流れる森を挟む広大な敷地に、既存の樹木群と調和しながら、レストラン棟・ショップ棟・美術館棟を配置した。建物の形姿として、自然でありながら強さを持つ建築の祖型である「家型」を選び、日本的な母屋・下屋を彷彿とさせる構成とし、外装はラリック作品に連なる手の痕跡を残す表情とした。これらの形や素材が箱根の自然と相俟って、ゆったりと気持ちの良い佇まいとなっている。

延床面積:4,628m2
階数:美術館棟・ショップ棟 地下1階、地上2階、レストラン棟 地下1階、地上1階
受賞:第16回AACA賞 奨励賞、2008年日本建築学会作品選集 選定/関東、
平成17年照明普及賞 優秀施設賞、第51回神奈川建築コンクール 優秀賞、第39回SDA賞入選、
第47回BCS賞、平成18年度日事連建築賞、
2010年生物多様性保全につながる緑の100選
  • 図版:箱根ラリック美術館
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