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ハウス食品グループ
大阪本社ビル

大阪府東大阪市御厨栄町

2013年8月

図版:ハウス食品グループ大阪本社ビルのメインイメージ

新時代に踏み出す企業の『家』

創業100周年を迎えたハウス食品の本社建替計画である。竣工と同時期に行われた持株会社体制への移行を背景に、新社屋には部署間の連携を促し、組織変更に柔軟に対応できる執務空間が求められた。居住性と環境負荷低減の高次元での両立をめざし、タスクアンビエント/ダクトレス空調と間接照明を組合せた天井デザインを執務室に用いるなど、さまざまな工夫を行っている。外装東面は眺望と採光を活かし適度な日射遮蔽を可能にする縦ルーバー、南北面は隣接マンションとの見合いに配慮し窓の無い耐震壁、西面は開口部を細く限定したスリットデザインにより、それぞれの周辺環境に呼応したファサード構成がなされている。建物全体を覆う大屋根は各ファサードの異なる表情を統合すると同時に、この地に新たな『家』を構えて永続的に根づき、地域と共に歩もうとする企業の意志を象徴している。

延床面積:6,462m2
階数:地上6階
主要技術:タスクアンビエント/ダクトレス空調、タスクアンビエント照明
受賞:平成26年大阪サステナブル建築賞
  • 図版:ハウス食品グループ大阪本社ビル
  • 図版:ハウス食品グループ大阪本社ビル
  • 図版:ハウス食品グループ大阪本社ビル
  • 図版:ハウス食品グループ大阪本社ビル
  • 図版:ハウス食品グループ大阪本社ビル

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