歴史と伝統を継承した超高層オフィスタワー

この計画は旧芝離宮恩賜庭園に面した浜松町駅に隣接する世界貿易センタービルディングの建替えプロジェクトの一部をなす。旧ＷＴＣビルの歴史を発展的に継承し、賃貸オフィス及びサービス店舗で構成される、高さ約200mの超高層ビルである。限定された敷地の中で最大限の事業性を確保するため、庭園側のファサードは、スレンダーなプロポーションとなり、浜松町駅の新たなランドマークとして建設された。高い塔状比を実現するため、建物の構造は地中連続壁躯体を採用し、HiDAX-Rとともに、高い居住性を確保した。また、高性能ガラスやDHC（地域冷暖房）などの採用により環境負荷を低減し、帰宅困難者の滞留スペースの確保、駅と連結するバリアフリールートを新設することで、駅利用者に対して安全で快適な交通動線を提供し、建物価値を高めている。