歴史ある大学建築を最先端オフィスにコンバージョン

I-PEX株式会社はコネクタ及びエレクトロニクス機構部品、自動車電装・関連部品、半導体設備及びその他を製造するグローバル企業。大学として使用されていた約65,000ｍ²の敷地を順次整備し、グループの中核拠点へと作り変えるプロジェクトであり、本館は旧大学校舎を設計・開発部門が入居するオフィスへとコンバージョンを行った。顧客からは「歴史ある教育施設の伝承」、「ABW（Activity Based Working）に対応した最先端オフィスへの改修」が求められた。外観は旧大学校舎のデザインを継承、内部はリニューアルを施しつつも、一部を保全する方針とした。新旧混ざり合う多様な空間構成が働く人の感性を刺激し、活発なコミュニケーションが促進されることを目指した。本建物が新たなアイデアやひらめきを生み出す場となることを企図している。