貴重な休息時間を支えるウェルネスプロムナード

住友電工グループの鹿沼工業団地進出50周年を記念する新たな厚生棟の計画。眺望の良い2階に大きな食堂を構え、1階に福利厚生に寄与する諸機能を配した構成で、その対比的な建築ボリュームが内部空間と外観の特徴になっている。各々のアプローチを捌くピロティと、食堂へ導くスロープが交錯と混雑を防ぐワンウェイプランを実現。同時に、スロープはメニューを選びながら上る自然な動線となり、安全性の観点から懸念されていた階段上での待ち行列も解消している。シークエンスの変化を楽しみ、ストレスなく利用できる「ウェルネスプロムナード」のコンセプトのもと、従業員の交流とリフレッシュの場として同社に貢献することが期待される。