橋梁
サクセム(SUQCEM)PC橋
厳しい建築限界をクリアする低桁高を実現
- 諦めていた画期的な構造が実現可能に
- 極薄部材の実現
- 軽量化により建設費を低減
- 優れた耐久性でライフサイクルコストを低減
※SUQCEM:SUper high-Quality CEmentitious Material
■ 部材を極限まで薄く
写真の歩道橋は、建物の階高制限と道路の建築限界という厳しい条件の下、建設されました。
リバーサイド千秋連絡橋


概要
| 橋種 | プレストレストコンクリート歩道橋 |
|---|---|
| 構造形式 | PC3径間連続ラーメン橋 |
| 荷 重 | 群集荷重 |
| 橋 長 | 30.5m |
| 支間長 | 26.0m |
| 幅 員 | 全幅4.1m、有効幅員3.5m |
改ページ
その建築限界をクリアしたのは、床版厚さ70m、桁高わずか500mmという、極限まで小さくされた桁高です。
その驚異の薄さを可能にしたのが、超高強度繊維補強コンクリート「サクセム」です。極薄部材を実現可能なサクセムを使用することにより、通常のプレストレスコンクリートでは実現が困難だったこの歩道橋を誕生させました。

サクセムで作られた主桁(架設時)

主桁の打設状況
■ 超高強度繊維補強コンクリート「サクセム」
サクセムは、日本国内の材料と技術で構築した超高強度繊維補強コンクリートで、セメントと特殊混和材を含むプレミックス粉体、細骨材、特殊鋼繊維、特殊減水剤で構成されています。
特殊鋼繊維を混入することにより高い引張強度と高い靭性を実現し、鉄筋が省略可能となり(PC鋼材を適宜利用)、部材厚さを極限まで薄くすることを可能としました。
また、水結合材比16% 程度で水和反応によって化学的に緻密化された硬化体を形成、通常のコンクリートに比べて格段に高い圧縮強度及び耐久性を実現しています。

特殊鋼繊維
サクセムの規格値
圧縮強度 |
180N/mm2 |
|---|---|
ひび割れ発生強度 |
8.0N/mm2 |
引張強度 |
8.8N/mm2 |