環境配慮
開放型磁気シールド
空間を密閉しない画期的な磁気シールド
- 従来できなかった開口部の磁気シールドも可能に
- 病院のMRI室に多数の採用実績
■ ガラス張りの室内を可能にする画期的な磁気シールド
磁気は、携帯電話などから発する電磁波と同じように、電子機器類へ影響が懸念され、最近は磁気シールド(遮蔽)を必要とするケースが増えてきています。
従来の磁気シールドは、磁気発生源や磁気から守りたい空間を板状のシールド材で隙間なく覆う方法が採られていました。これに対し開放型磁気シールドは、間隔を空けてスティック状のシールド材を配置し、空間を覆うことなくシールド効果を得る画期的なものです。

開放型磁気シールドを採用した室内(病院MRI室)
(点線で囲われた窓の部分が開放型磁気シールド)

金属板で密閉する従来型

スティックを並べてシールドする開放型
(図中の「磁性材」がシールド材)
改ページ
■ 病院のMRI室に多数の採用実績
病院のMRI装置(磁気共鳴映像装置)は、周囲の電磁波から装置を守るのと同時に、それ自体が磁気の発生源となるため、厚生労働省の基準に従ってMRI室外への磁気漏洩を抑える必要がありますが、従来の方式では部屋を密閉してしまい、それだけでも受診者にとっては心理的負担の大きい検査でした。
この開放型磁気シールドを採用したMRI室は、大きな窓を設けることができるため、明るく開放感のある検査室となります。2004年の第1号の採用以来、開放的な「シースルーMRI室」は全国的に普及しつつあります。
開放型磁気シールドを採用したMRI検査室

室内

操作室から室内を見る
ガラスに装飾を施すことも可能です。また、ガラスを半透明や不透明にすることにより、プライバシーを守るさまざまな空間構成も可能となり、デザイン性も向上します。
■ MRI室以外では…
開放型磁気シールドは、壁、床、天井、窓等のあらゆる構造物材に適用できますので、様々な施設・設備への適用が可能です。
- 磁気から守るための対策:
電子デバイス生産施設、電子顕微鏡等の各種研究機器、各種医用機器 等 - 磁気の発生する側の対策:
変電所、電気室、電気鉄道、送電線、電力ケーブル、エレベータ、
溶接機、モータ、トランス 等