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高性能材料・新構造

長寿命・高耐久

剥落防止とひび割れ低減

新設時に適用するコンクリートのひび割れ対策

コンクリート構造物とひび割れ

コンクリート構造物のひび割れは耐久性に大きな影響を与えますが、ひび割れそのものを完全に無くすのは容易なことではありません。そこで、新設時に適用することでその対策となり、構造物の高耐久化を図るための技術が開発されています。

コンクリート構造物のひび割れイメージ

コンクリート構造物のひび割れ(参考)

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剥落防止を目的とした有機系短繊維補強コンクリート

コンクリートに有機系短繊維などを配合することでひび割れ進展を抑制し、劣化による剥落を防止するコンクリートです。

剥落防止効果

写真は、ひび割れを発生させるための膨張剤を中に仕込み、それによって発生したひび割れでコンリートが剥落する状況の実験です。

従来のコンクリートはひび割れが進展してコンクリート部分が完全に落ちていますが、剥落防止配合のコンクリートは、ひび割れが発生しても剥落が防止されているのがわかります。

剥落模擬実験(実験開始後120時間経過時)

剥落模擬実験(実験開始後120時間経過時)
上:従来配合のコンクリート
下:剥落防止配合のコンクリート

目的に応じて繊維を配合

使用する繊維は、コンクリートに混ぜる時に特殊な機械や煩雑な作業を必要としない、作業性・分散性に優れたポリプロピレン繊維とビニロン繊維です。それぞれの繊維には特長がありますので、要求される品質に応じて使い分けます。

作業性により優れたポリプロピレン繊維

作業性により優れたポリプロピレン繊維

補強効果により優れたビニロン繊維

補強効果により優れたビニロン繊維

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ひび割れ低減コンクリート

コンクリートの収縮によって発生するひび割れを、大幅に低減するコンクリートです。

収縮ひび割れ発生のメカニズム

コンクリートは固まる過程で極わずかですが縮みます。部材の大きさや場所によって縮む量が異なるため、一つの構造物の中で引張るような力が発生し、その力がコンクリートのひび割れ強度を超えた時、ひび割れが発生するのです。

収縮ひび割れ発生のメカニズム

収縮ひび割れ発生のメカニズム

ひび割れ低減のメカニズム

様々な材料を組合せ、コンクリートのひび割れを低減させます。

  • 高性能膨張材…打設直後にコンクリートを膨張
  • 低発熱型のセメント…膨張効果を促進
  • 収縮低減剤…膨張後の収縮量を低減
最適配合で低コスト化

上記の材料を使用したひび割れ低減コンクリートは従来からありましたが、通常のコンクリートよりも6000 円/m3程度コスト増となる大変高価な材料でした。これに対して鹿島式のひび割れ低減コンクリートは、低コスト材料の使用及び調合の最適化によって、コスト増分を3000円/m3台まで抑えることに成功しました。

また、材料の配合には効果や適用範囲に特徴がありますので、最適な調合を選ぶ事で、環境条件、対象部材、地域、プラント状況などの様々な条件下での適用が可能になりました。

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ひび割れ低減コンクリートの調合と特徴

コンク
リート
タイプ
使用材料の構成 ひび割れ低減効果の
目安(※1)
適用範囲(※2)
セメント 高性能
膨張材
収縮
低減剤
部材厚
300mm
以下
部材厚
300~
500mm
部材厚
500mm
以上
一般
環境下
打設温度
10℃以下の
低温環境下
寒冷地
中庸熱
ポルト
タイプ
中庸熱
ポルトランド
セメント
-
低熱
ポルト
タイプ
低熱
ポルトランド
セメント
-
普通
ポルト
タイプ
普通
ポルトランド
セメント
×
高性能
中庸熱
タイプ
中庸熱
ポルトランド
セメント
×
高性能
低熱
タイプ
低熱
ポルトランド
セメント
×

※1 ひび割れ低減効果:◎ > ○ > △
※2 ○:適用可能 △:適用に制限あり ×:適用不可