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インタビュー

事業基盤を強化し、より高い付加価値をご提供します。 専務執行役員 海外事業本部長 越島 啓介

海外の事業展開を支える鹿島のプラットフォーム

鹿島の海外現地法人は、アメリカ・アジア(東南アジア、台湾、中国)・ヨーロッパ各国で建築・開発事業を展開して来ましたが、2015年3月にはカジマ・オーストラリアを設立し、オセアニアにも進出しました。各地域においてそれぞれの市場に合わせた建築・開発事業のプラットフォーム(事業基盤)が活躍しています。

今後のさらなる成長のために、鹿島はより一層のプラットフォームの充実を図っていきます。プラットフォームとは即ち、「人・組織」と「ビジネスモデル」です。両方を強化していかねばなりません。これまで取り組んできたことを深耕し、専門知識をより各地域に合わせて活かしていくことが必要です。

一方で、建築や開発事業は地元に根付いたサービス産業であり、人・組織を持続的に維持・成長させることができる体制が不可欠です。

そのため、新しい市場に向かう際には、日本人の鹿島社員が現地に赴き事業をスタートするだけではなく、ローカル社員から成るプラットフォームも成長させていきます。そのひとつがM&Aであり、すでにアメリカではかなりの実績を重ね、事業拡大に繋がっています。同じ信念を持って進むことができる頼りになる仲間です。

また、鹿島グループの傘下にある会社だけでなく、お互いに得意な分野をシナジー効果で高められる外部のパートナー企業との連携も図っています。より効果的なビジネスモデルを構築し、幅広い付加価値を付けることで、お客様にも付加価値の高いサービスを提供してまいります。

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地域ごとに適した事業を展開する

アジア

建築・開発ともに、鹿島社員が直接事業に携わりながら、長い時間をかけて大型案件をも実現する実力を培ってきました。特に、建築事業においては、長年、鹿島社員が熱心に育成したローカルスタッフが今は大きな戦力となっています。

鹿島のアジアにおける強みは、設計エンジニアリング力を活かした提案力により、鹿島ならではのサービスができることだと認識していますが、競争力を保ち続けるためには常に一歩秀でることを狙い続けなくてはいけません。

たとえば一昨年からシンガポールに事務所を構えた技術研究所。現在は地元の大学や関係機関と共同研究などを行っており、行政機関からはその専門性の高さを評価されています。

今後はアジアならではの市場を知り、日本とは異なった技術でのチャレンジをしていきたいと思っています。

また、エンジニアリング部門も昨年から進出しています。アジアにおける医薬分野の市場は成長しており、エンジニアリング部門の事業機会は広がっています。建設事業の受注支援ではなく、鹿島のエンジニアリング力そのものをビジネスの糧にしていきたいと考えています。

Senayan Square

Senayan Square

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アメリカ

ホールディングカンパニー傘下の建築・開発事業それぞれの統括会社のもとに多様なプラットフォームの運営が進み、それらを経営する経験も蓄積されてきました。今後も市況を鑑みながら、建築・開発のそれぞれ収益源の多様化を積極的に検討します。

特に、近年は事業会社間の協業によるユニークなサービス・商品の展開に力を入れており、新たな商品を企画し事業として組み立てる開発機能と、企画した商品を確実にデリバリーできる建設機能を融合させたビジネスモデルである、都市型高層賃貸住宅シリーズの「SkyHouse®」がその好例です。

ヨーロッパ

中欧において建築事業を展開するほか、不動産開発・投資を自ら行うことができるプラットフォームをもつことが特長です。

今後も、イギリスの大型のPFI事業から得られる安定的な収益を基盤とし、案件入手とフィービジネスの展開を継続します。また、短期回転型事業としての不動産投資を行い、バリューアップを含めたアセットマネジメントで付加価値を付けていきます。

SkyHouse® Midtown

SkyHouse® Midtown

PFI Wooldale Center for Learning

PFI Wooldale Center for Learning

中国

上海を拠点に高度な建物仕様が要求される生産施設に焦点を当て、付加価値の高い設計・施工サービスを提供しています。

医薬品、食品等の工場建設が中心となります。その他にもローカル施工の建物に対して、発注者からの要求にお応えする形で鹿島が技術指導や実際に施工監理等を行っています。

台湾

台湾での鹿島の歴史は古く、鉄道敷設から始まりますが、100年以上の歴史を経て現在ではお客様のほとんどが地元企業や国際企業になりました。

同じ地震国であり、台風等の自然災害が多い台湾では、鹿島の高層建築技術に対する信頼も高く、数多くの高層住宅や、ホテル、オフィスビルの受注を頂いています。

上海津村製薬 上海工場

上海津村製薬 上海工場

臺北文創大樓

臺北文創大樓

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オーストラリア

新たな市場として開拓するオーストラリアでは、カジマ・オーストラリア(KA)を設立し、地場の中堅建築・開発会社Icon社を買収しました。これをベースにして今後も成長が見込めるオーストラリア市場で建築・開発の両分野でユニークなプラットフォームを構築していきます。

Green Square

Green Square

それぞれの地域での成長を促す

どの地域においても、経営資源の配分やリスクの評価方法について、その都度精度を見直していかなくてはいけないと考えています。

鹿島は長年海外における事業を進めてきました。これからも将来への投資は必要であり、その方向性を各人、組織が共有して進めていくことが最も大切だと信じています。日本のやり方で効果的なツールは海外展開していくのが良いと考えています。

一方で、どうしても日本国内にいると、グローバルマーケットが日本を中心にした同心円的な見え方になりますが、あくまでも各地域に円の中心があり、世界地図上の複数の円をそれぞれ成長させていかなければいけないことを改めて認識し、前進していきたいと思います。

専務執行役員 海外事業本部長 越島 啓介

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