資材や機材を建設現場に運んだり、建設現場から土などを外へ運んだりと、建設現場になくてはならない車です。運ぶ荷物や目的などによって、いくつかの種類があります。
土などを一度にたくさん運ぶことのできるたいへん便利なトラックです。荷台をかたむけることができるため、特に大量の土を運ぶときなどには、人の手を借りずに下ろすことができます。建設現場には欠かせないトラックのひとつで、大きい建設現場では、何百台ものダンプカーが出入りを繰り返すこともあります。
荷台や、運転席と荷台の間などに、クレーンがついているトラックです。クレーンのアームは360度回転することができます。資材や機材などの重い荷物を運ぶことができ、その荷物を決められた場所におろすことができる、たいへん便利なトラックです。ユニック車ともよばれています。
建設現場で使う重機の中には、ショベルカーなどのように一般の道路を走ることができないものがあります。そうした重機を建設現場に運ぶためのトラックが、セルフローダーです。荷台をななめにかたむけて、重機を積んでから出発します。建設現場に着いたら、再び荷台をななめにかたむけて、重機をおろします。
荷台がコンテナになっている、道路などでよく見かけるトラックです。細かい資材や備品などを運ぶときによく使われます。貨物自動車のサイズはたくさんあり、中には高さが4m近くあるものや、長さが12m近くになるものもあります。
コンクリートの製造工場から建設現場まで、固まる前のコンクリート(生コン)を運ぶためのトラックです。製造工場で生コンがつくられてから90分以内に建設現場へと運びます。また、運んでいる最中に生コンの品質が落ちないように、ドラムを回転させながら走ります。