建物の強度を高める鉄筋

床や柱のコンクリートには、必ず鉄筋が配置されています。これは床や柱の強度を上げるためで、鉄筋とコンクリートが一体となったものを「鉄筋コンクリート」とよばれます。
鉄筋は、鉄筋工とよばれる職人さんが作業を行います。
あらかじめ寸法を指定した鉄筋が現場に届くと、鉄筋工は施工図を確認しながら床や鉄骨などに鉄筋を配置します。これを「配筋」といいます。その後、ハッカーという器具を使って、結束線とよばれる針金で鉄筋を固定します。これを「結束」といいます。
熟練の名人になると、わずか1秒あまりで1箇所の結束を終えてしまいます。まさに職人技です。
