コラム

エッフェルの橋

1889年パリ万博の「エッフェル塔」、ニューヨークの「自由の女神像」や「パナマ運河」の設計で知られるエッフェルは、もともとは橋梁の技術者でした。パリの中央工業高校に通い、化学者を目指していましたが、化学工場を経営する叔父が亡くなり、鉄道施設の技師を頼ります。このとき、川の中に建設する橋脚の基礎工事を学んだことが、土木技術者としての第一歩となりました。その後、34歳でエッフェル社を設立、1880年「ガラビット高架橋」を架設します。当時世界最大と言われたこの工事を行ったスタッフたちが、後に「エッフェル塔」を建て『エッフェル軍団』と呼ばれるようになったのです。

画像エッフェルの橋