1999年
広島県と愛媛県の県境にある「多々羅大橋」は、1999年、「新尾道大橋」と世界初の3連つり橋「来島海峡大橋」とともに完成しました。これにより、本州四国連絡橋の3つめとなるこの尾道・今治ルートは、沿岸の人々の念願だった全線開通を果たしたのです。「多々羅大橋」は、中央支間長が斜張橋では当時世界1位の890m、塔の高さも当時世界一の220mです。この橋には、なんと東京タワー9基分の重さの鉄、下部工事では25mプール約125杯分のコンクリートが使われており、橋の壮大さがうかがえます。