1854年
熊本県にある通潤橋は、江戸時代に造られた日本最大級の「石造アーチ式水路橋」です。その有用性と共に谷に架かる雄大な姿と、その規模の大きさに加えて、長大なU字型水路(いわゆる逆サイホンの原理を利用した水路)を構造内部に組み入れています。1854年に完成。全長76m、橋長47.5m、アーチ径27.9m、川の水面からの高さは20.2m、幅6.3mあります。橋の中に3本の通水管が埋設されていて、1日に約74,000立方メートルの水を送ることが出来ます。これは、25mプールで約200杯分にも相当します。