1883年
ニューヨークのイースト川をはさんで、摩天楼のマンハッタンとブルックリン地区を初めて結んだ当時世界最長の吊橋です。構造面、材料面において現代吊橋のあけぼのと呼ぶにふさわしい画期的な特徴をもっています。そして、橋を造ったローブリング家族の苦闘は後世まで語り継がれています。父は測量中の事故によって完成を見ずに死去、息子も潜函病にかかって挫折しました。しかし、妻のエミリーが独学で橋梁を勉強し、橋を完成させたのです。まさに家族の絆で架けた橋とでもいうべきでしょう。