世界の橋 | 欧州

ガール水道橋

紀元前19年

数多くあるローマの水道橋のうち、卓越したローマの橋梁技術を駆使してつくられ、今なお素晴らしい当時の姿をそのまま残しているものが南フランスのガール水道橋です。3層のアーチで構成されるこの橋は、高さ49m、全長273mの石造アーチ橋で、最上段は水路、下2段は人や車が通行できる構造になっています。今から2000年もの昔、ローマ人は数10kmの遠方から、トンネルを掘り、橋を架け、ときにはサイホンを用いたりして水道を建設し、都市生活に欠かせない水を供給したのです。1985年に世界文化遺産に登録されました。

画像ガール水道橋