つくる技術

五重塔から学ぶ

地震の多い日本に千余年の間、立ち続けている五重塔。基礎から塔頂まで貫いている一本の心柱を中心に多層の屋根の木組でつくられています。そのため、地震の揺れは、柔らかく吸収されます。地震の多い日本に超高層ビルを実現した「柔構造」の考え方は、ここから出発したのです。

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