つくる技術

リフトアップ

柱の周りに壁をつくらず、屋根にも開口部を設けることにより、自然換気を行い、また膜屋根には透過性の高い一重膜を採用して、照明電力の削減を目指すなど、西武ドームは、日本初の自然環境共生型の巨大ドームとして誕生しました。この巨大な屋根はプロ野球の開催を止めることなく、2回のシーズンオフを利用して作られました。その施工のクライマックスは、地上で組んだ膜屋根を、ジャッキ100台で2日間にわたり、上げていくリフトアップ工事です。

画像:リフトアップ