コラム

地下はだれのもの?

地下の所有権について、地面の下なのでモグラやミミズに気兼ねする程度でいいかというと、実はそうではありません。法律的に「地下権」というものが認められているので、地下を利用するためには、地上と同じような折衝が必要なのです。現在のところ、地下権は地球の芯にいたるまで認められています。地下鉄が公共物である道路の下につくられるのは、地下権を侵害しないためでもあるのです。 しかし、2001年4月より新しい法律が施行され、地下40mより下は、原則として公共的な利用が可能になりました。

画像地下はだれのもの?