世界のトンネル | アジア

青函トンネル

1988年 53.8km 青森~函館(日本)

本州と北海道を海峡を越えて結ぶ玄関口となった、青函トンネル。このトンネル建設のきっかけとなったのは、荒れ狂う津軽海峡での洞爺丸事故でした。この海面より240mも下を走るトンネルの建設は、難工事の連続で完成までに大きな出水事故が4回起こっています。また施工に際しては、地質が複雑なため、シールド工法ではなく止水注入工法による山岳工法が用いられました。23.3kmの海底部には、列車が通行する本坑の他に先進導坑、作業坑などが掘られ、日本の先端技術が集約された世界最長の海底トンネルなのです。

画像青函トンネル