世界のトンネル | アジア

箱根用水

1670年 1.7km 箱根~裾野(日本)

1666年(寛文6年)箱根外輪山にトンネルを掘り、芦ノ湖の水を静岡県側の裾野まで運ぼうという大工事がはじまります。工事は用水の両側から行われ、4年の歳月を経て、延長1,780mの箱根用水が完成しました。工事にかかった費用は7,300両(今の金額にして10億円以上)であったといわれています。ノミやツルハシで、昼休みもなく掘り続けた当時の人々の苦労がしのばれるとともに、満足な測量機器のない時代に、いかに貫通させたのか、謎が残ります。

画像箱根用水