世界のトンネル | 欧州

テムズ川横断トンネル

1843年　360m　ロザハイズ～ワッピング（イギリス）

古代バビロンの水底トンネルの次に、川を横断する水底トンネルが登場するのは、なんと 4000年後。ロンドン・テムズ川の下を通るトンネルでした。このトンネルは、シールド工法が世界で初めて使用されたトンネルとしても知られています。1825年にロザハイズ側から掘り始められ、相次ぐ出水事故によっていったんは中断されたものの、1841年、ついに対岸のワッピングにシールドが到達、1843年に開通します。この区間は、現在でも地下鉄の駅として利用されています。