25KAJIMA202406KboardシンガポールJTCコーポレーションとのMOU更新の署名式 3月29日,JTCコーポレーション(以下,JTC)とのMOU※1更新の署名式が当社本社ビル(東京都港区)で行われ,JTCからはCEOのTanBoonKhai氏,当社からは天野社長ほか多数が出席した。JTCはシンガポールの不動産を計画・開発・管理するとともに,建設業界のイノベーションを推進する役割を持つ政府機関で,先進的な技術を保有する企業の誘致とコラボレーションを誘発することを目的としたビジネスパークの開発も主導している。 今回は,2019年に締結したJTCとのR&Dに関するMOUを更新するもの。当社が2023年8月にシンガポールに開業したTheGEAR※2の活動が本格化する中,引き続き各分野での協力関係を維持することに合意した。 当社は,JTCとの連携を通じ,当社の持つ先進技術や今後の技術開発が事業につながる成果を生み出すことを期待しており,国際的なプレゼンスの向上を目指す。MOU署名後,KIビルでの記念撮影※1MemorandumofUnderstanding(協力の覚書)※2「KajimaLabforGlobalEngineering,Architecture&RealEstate」,シンガポールに2023年8月に開業した自社ビル。当社のアジア本社,R&Dセンター,オープンイノベーションハブの3つの機能を併せ持つ 4月4日,第32回地球環境大賞授賞式が明治記念館(東京都港区)で開催された。当社の「カーボンネガティブコンクリート『CO2-SUICOM®』導入拡大によるCO2削減寄与」が国土交通大臣賞を受賞し,秋篠宮殿下ならびに同妃殿下ご臨席のもと,表彰状とトロフィーが授与された。 地球環境大賞(主催:フジサンケイグループ)は,1992年に「産業の発展と地球環境との共生」を目指して創設された環境顕彰制度で,地球温暖化の防止や持続可能な社会の実現に取り組み,地球環境保全に貢献している企業・団体を表彰する。 CO2-SUICOMは,CO2を材料として固まるコンクリートで,鹿島・中国電力・デンカ・ランデスの4社で開発し,製造時のCO2排出量が実質ゼロ以下となる世界初「CO2-SUICOM®」が第32回地球環境大賞国土交通大臣賞を受賞のカーボンネガティブコンクリート。CO2を使ってつくる「活炭素」技術として注目されている。また,2022年にはCO2-SUICOMなどを基幹技術として提案した開発内容が,NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に採択され,当社はこのプロジェクトを実施するコンソーシアムCUCOの代表幹事企業として,2030年までの長期にわたり技術開発を進める。 これらの取組みが,CO2削減に大きく寄与しているとして高く評価され,今回の受賞に至った。こやり隆史国土交通大臣政務官からトロフィーを受領する天野社長シーオーツース イ コ ムMOU署名式にて,TanCEOと天野社長

26KAJIMA202406 3月25日,飛騨の小京都と呼ばれる高山の中心市街地からほど近い高台に,「サンクチュアリコート高山アートギャラリーリゾート」(岐阜県高山市)が開業した。リゾートラストが手掛ける新ブランド“サンクチュアリコート”の第一弾で,ホテルと美術館が融合した今までにないアートギャ「サンクチュアリコート高山アートギャラリーリゾート」が開業 3月13日,「赤坂二・六丁目地区開発計画」(東京都港区)の起工式が赤坂氷川神社で行われ,事業・工事関係者が参列し,工事の安全を祈願した。 三菱地所とTBSホールディングス(以下,TBS)が共同で進める本プロジェクトは,総合コンテンツ企業であるTBSが,赤坂でコンテンツを発信し続けてきた街の系譜を継承・昇華させる“赤坂エンタテインメント・シティ”をビジョンに掲げ,計画地内に劇場・ホールを新たに整備。エンタテインメント関連企業・スタートアップ企業やクリエイターが集う施設を設けるなど,世界に向け最高のコンテンツを届ける拠点を目指す。開発エリアは事務所,店舗,インキュベーション施設からなる東街区と,劇場・ホール,ホテル,店舗からなる西街区で構成。そのうち,当社は地上40階,地下4階,延床面積約16万7,650m2の東街区の施工を担当する。 赤坂エリアの新たなランドマークの誕生は,2028年に予定されている。美術館ロビー※1FlipChipBallGridArray ※2製造業など生産全般において,原料や素材の投入量に対し,実際に得られた生産数量の割合完成イメージ。左が東街区(当社施工),右が西街区ラリーリゾートとなる。規模は地上6階,地下1階,塔屋1階,延床面積2万3,033m2。設計・監理を日建設計,施工を当社が担当した。 館内はいたるところにアートが展示され,また併設する“飛驒高山美術館”にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星を獲得した旧飛驒高山美術館から受け継いだ世界中のアートの名品を展示する。客室は121室全てスイートルームで,レストランはガーデンテラスと一体となったイタリア料理レストラン,高山の自然と文化をモダンに融合した日「赤坂二・六丁目地区開発計画」が起工本料理レストランを有する。 このほか,飛騨高山の名湯『美肌の湯』が堪能できる温泉や,スカ 3月14日,TOPPANがシンガポールジュロン地区に建設する新工場の起工式が現地で行われ,事業・工事関係者が参列し,工事の安全を祈願した。 社会の急速なデジタル化に伴い,データのトラフィック量は年々増加し,ネットワークスイッチや人工知能・機械学習デバイスなどに使用される高密度半導体パッケージのFC-BGA※1基板の需要が高まっている。TOPPANはシンガポールにFC-BGA基板の生産拠点を新設することで,新潟にある既存工場との2拠点体制で安定供給とBCP体制構築を図る。規模は地上3階(一部4階),延床面積約9万5,000m2。設計をカジマ・デザイン・アジア,施工を当社現地法人KOAシンガポールが担当する。 新工場は2026年末稼働開始を予定。新潟工場で培ってきた基板製造ノウハウや最先端の自動化ラインを導入し,世界最高水準の品質と歩留※2の実現を目指す。TOPPANのシンガポール新工場が起工イテラスで優雅なひとときを楽しめる。芸術に囲まれた非日常の空間で新たな滞在体験を提供する。赤坂二・六丁目地区開発計画(東街区) 場所:東京都港区/発注者:三菱地所・TBSホールディングス/設計・監理:三菱地所設計用途:事務所,店舗,インキュベーション施設/規模:CFT造 B4,40F 延べ約167,650m2工期:2024年1月∼2028年10月(予定)(東京建築支店施工)完成イメージ外観

27KAJIMA202406 3月21日,北陸新幹線(金沢・敦賀間)しゅん功開業感謝状贈呈式が,鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)の本社(横浜市中区)で行われた。今回の式は,3月16日の北陸新幹線の延伸開業にあたり,完成に多大なる貢献をしたとして,事業者であるJRTT鉄道建設・運輸施設整備支援機構から感謝状 3月19日,「JFEエンジニアリング笠岡モノパイル製作所」(岡山県笠岡市)の竣工式が現地で行われ,発注者をはじめとする関係者が出席し,建物の完成を祝った。 この計画は,JFEエンジニアリングがJFEスチール西日本製鉄所(福山地区)の敷地内に,国内初となる洋上風力発電設備の着床式基礎(モノパイル式)の製造工場を建設するもの。規模はS造,地上1階(素管製造工場ほか6棟),総延床面積約5万2,000m2,設計・施工を当社が担当した。 モノパイルは,風車とタワー※を海中で支える巨大構造物のため,国内既存工場では製造が困難とされてきた。完成により,最大で直径12m,板厚130mm,長さ100m程度,重量約2,500t/基,年間約10万tの製造体制が整った。同社が長年,大型鋼構造物製造で培ってきた加工・溶接技術や最新設備の導入,JFEスチールから供給される大単重厚板の活用などにより,世界最高水準の国産モノパイルを安定的に供給可能となった。 今後,急拡大する日本の洋上風力発電事業の発展に大きく寄与するとともに,カーボンニュートラル建物外観。左から素管製造工場,研掃・塗装工場ほか左から風間副社長,NEXCO西日本芝村善治副社長,関西支店向弘晴所長(役職は受賞当時),NEXCO西日本前川秀和社長,茅野関西支店長藤田理事長より押味会長へ感謝状の贈呈押味会長と木村常務(役職は受賞当時)の記念撮影※風車と基礎構造物の間にある支柱藤田耕三理事長から感謝状が贈呈されたもの。 開業したのは,北陸新幹線の金沢駅から敦賀駅間を結ぶ線路延長約125kmの区間で,これにより東京・敦賀間が最短3時間8分となり,首都圏へのアクセスが大幅に向上した。災害時などにおける東海道新幹線の代替機能も期待され,今後は大阪への延伸を予定している。 当社は本区間において,「加賀細坪橋りょう」,「大聖寺川橋りょう」,「新北陸トンネル(葉原)」,「敦賀駅(建築)」の計4現場を担当。「JFEエンジニアリング笠岡モノパイル製作所」が竣工 当社らが施工した山陽自動車道尼子山トンネル下り線(兵庫県相生市∼赤穂市)の復旧工事に対し,発注者である西日本高速道路(NEXCO西日本)から感謝状が贈られた。 昨年9月5日未明,尼子山トンネル(下り線)を走行中の大型トラックから出火し,乗用車など23台が燃え,鎮火に40時間以上を要する火災となった。当社は,下り線延長592mのうち東坑口から約400mの区間で復旧工事を担当し,24時間体制で約3ヵ月間,延べ5,350人が工事に従事。当初予定より2週間早く工事を完成させ,年末年始の混雑期を前に西日本の大動脈を開通させることに貢献した。 3月22日,NEXCO西日本本社(大阪市北区)にて同社前川秀和社長から,迅速な対応と創意工夫により高速道路の早期復旧に多大な貢献をしたとして,風間副社長へ感謝状が授与された。尼子山トンネル下り線復旧工事にNEXCO西日本から感謝状熱意と技術力により困難な施工条件を乗り越え無事工事を完成させたとして感謝の意が表された。の実現に貢献する。

28KAJIMA202406 3月7日,熊本県玉名郡南関町の南関第二小の4年生が,当社技術研究所の飼育指導を受けながら育てたホタルの幼虫約30匹と餌のカワニナを,学校近くの「久重ホタルの里」に放流した。今回放流された幼虫は,順調に成長すれば5月のゴールデンウィーク明けから飛び始める。 この飼育指導には(公財)熊本県環境整備事業団と当社グループ会社の鹿島環境エンジニアリングも協力している。同町のホタル減少を懸念した地域の方々などから,成長を願って∼児童たちと育てたホタルの幼虫を放流∼ 2月29日,令和6年能登半島地震の被災地を支援するため,当社北陸支店の西村博司金沢営業所長が石川県庁を訪れ,災害義援金2,795万4,220円の目録を石川県中村一弥出納室長に届け,被災者へのお見舞いの気持ちを伝えた。 令和6年能登半島地震は,1月1日16時10分に石川県能登地方を震源として発生した。地震の規模はマグニチュード7.6。石川県の志賀町,輪島市では震度7を観測した。死者245人,行方不明者3人,負傷者1,309人,住家被害は120,790棟(2024年5月8日時点※)におよび,現在も多くの被災者が避難生活を余儀なくされている。 当社では災害義援金を給与控除で拠出できるシステムを構築しており,今回,当社役員・社員ならびに鹿島ボランティアネットワークからの寄付金に会社拠出分を加え,特に被害の大きかった石川県に届けた。※内閣府発表4∼15ページに関連記事掲載中村出納室長(右)に目録を届ける西村金沢営業所長神戸製鋼所木本執行役員(右)からCO2排出削減報告書を受領する松嶋東京建築支店長「久重ホタルの里」の小川にホタルの幼虫を放流児童にホタルの生息環境を説明する様子※1製鉄工程でのCO2排出量を20∼40%抑制できることなどが特長のミドレックス技術を用いて製造したHBI(熱間成形還元鉄)を,高炉に多量に装入することで,高炉からのCO2排出量を大幅に削減できる技術産業廃棄物最終処分場「エコアくまもと」を運営する事業団と処分場内のビオトープでホタルを育てている当社技術研究所が相談を受け,2019年に同校と共同で復活を目指す企画が始まり,今年で5回目の放流となった。 本取組みなど地域の継続的な環境美化活動が高く評価され,同校は「第24回(2023年度)環境美化教育優良校等表彰」(主催:(公財)食品容器環境美化協会)において「優秀校」に選出された。令和6年能登半島地震 石川県へ災害義援金を寄付 当社は,IHIと三菱地所が進める「(仮称)豊洲4-2街区再開発計画B棟」(東京都江東区)の新築工事に,神戸製鋼所が日本で初めて商品化した低CO2高炉鋼材“KobenableSteel”を使用する。これを受け3月15日,当社東京建築支店(東京都港区)において,神戸製鋼所の木本和彦執行役員から当社の松嶋東京建築支店長へCO2排出削減報告書が手交された。 カーボンニュートラルの実現が世界共通の目標となるなか,建築工事の建材由来のCO2排出削減はサプライチェーン全体で取り組むべき課題となっている。“KobenableSteel”は神戸製鋼所独自の高炉向けCO2低減ソリューション※1を活用することで,従来の品質を維持したまま,低CO2鋼材の提供を可能にする。 本物件の鉄骨の一部に,製造時のCO2排出量をマスバランス方式※2により100%削減した“KobenablePremier”を採用し,その使用に基づく算出値(SCOPE1+2)において,1,862.8tのCO2削減を実現した。低CO2鋼材の活用―神戸製鋼所からCO2排出削減報告書を受領※2製品の製造工程において,ある特性(例:低CO2品)を持った原料とそうでない原料とが混在する場合,その特性をもった原料の投入量に応じて,製品の一部に対してその特性を割り当てる手法

BOOKS29KAJIMA202406 3月22日,(公財)渥美国際交流財団(渥美直紀理事長)が創立30周年を迎え,椿山荘ボールルーム(東京都文京区)にて感謝の集いが開催され,寄付やさまざまなかたちで財団を支えてきた方々,奨学生など約200名が出席した。 同財団は,1994年に故渥美健夫名誉会長の遺志により設立。諸外国から日本の大学院に留学している優秀な学生に対し,学問を成就するだけでなく,日本の豊かな文化や社会に触れ,より大きな収穫を得ることができるよう奨学援助 3月21日,(公財)鹿島学術振興財団(理事長:鹿島公子)は「2024年度助成金贈呈式」を当社KIビル(東京都港区)で開催し,研究助成・援助事業の選定先へ助成金を贈呈した。同財団は,1976年の設立以降,学術に関する研究援助を行い,わが国の学術の発展ならびに学術の国際交流を図ることを目的に,助成事業を行っている。 「一般研究助成」では,都市・居住環境の整備や国土・資源の有効利用,防災・危機管理,文渥美国際交流財団“創立30周年記念感謝の集い”を開催(公財)鹿島学術振興財団「2024年度助成金贈呈式」開催を行っている。2022年度からは奨学生に日本人も含めることとし,多くの優秀な奨学生やそのOB・OGが国際交流事業で活躍している。 本会では奨学生が司会を務め,開会挨拶は渥美理事長,来賓挨拶は中外製薬永山治名誉会長と当社天野社長が行った。和やかな雰囲気の中で歓談の時間が過ぎ,新旧の奨学生代表のスピーチなど盛況のうちに幕をとじた。 同財団は,今後も奨学事業と国際交流事業を積極的に推進していく。化・自然環境の保全などの研究を支援するもので,45件を選定した。また,昨年度から設置した「特定テーマ研究助成」では,財団が策定する特定テーマに対して幅広い分野の研究者グループにより提案される分野横断・融合研究を支援するもので,4件を選定。そのほか,研究者の海外派遣・受入れのための「研究者交流援助」9件,「国際共同研究援助」14件,「国際研究集会援助」21件も含め合計93件,助成・援助総額は2億1,585万円となった。新刊紹介建築家フランク・ゲーリーを知るお問合せ鹿島出版会tel:03-6264-2301出席者による記念撮影受賞者と関係者による記念撮影 16ページ「風景のなかの建築」でも取り上げた「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」やロサンゼルスの「ウォルト・ディズニー・コンサートホール」など,独自の造形表現で知られるアメリカの建築家フランク・ゲーリー,初の評伝が翻訳刊行されます。その生い立ちから鮮烈なるデビュー,デジタル技術を駆使して独創的なフォルムを創造する技術革新を起こした半生について,元NYタイムズ紙建築批評家でピュリッツァー賞受賞歴をもつ著者が,赤裸々に伝えています。 NHKとNHKエンタープライズが主催する「NHK学生ロボコン2024∼ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会∼」が,6月9日に日本工学院アリーナ(東京都大田区)にて行われます。 本大会は,与えられた競技課題をもとに,自らのアイデアを駆使してロボットを製作し,競技を通して技術力と独創力を競う。事前審査を通過したチームが出場し,優勝チームは8月にベトナムで開催される「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2024ベトナム・クアンニン大会」(以下,ABUロボコン2024)に,日本代表として出場します。 今回の競技テーマは「HarvestDay」。ABUロボコン2024が開催されるベトナムの棚田からインスピレーションを得て,苗を植えて稲を収穫するまでを模した課題で,種まき,収穫,収穫された穀物の倉庫への輸送が含まれます。「効率的な栽培によって,すべての人が豊かに暮らすことができる」。これが今年の競技の根底的なメッセージになります。 当社は,この「NHK学生ロボコン2024」と世界大会となる「ABUロボコン2024」に建設業で唯一協賛します。競技の様子は総合テレビで放送予定。是非,皆さんも学生たちの熱い戦いを応援しましょう!「NHK学生ロボコン2024」に協賛―6月9日に開催!―informationNHK学生ロボコン2024のHP『フランク・O.ゲーリーとMITステイタセンターのデザインと建設のプロセス』ナンシー・E.ジョイス/著,松島史朗/訳A5判・224頁,定価3,300円(税込み) 『フランク・O.ゲーリーアーキテクチュア+プロセス』ミルドレッド・フリードマン/編,繁昌朗,山口祐一郎/訳B5判変型・240頁,定価4,290円(税込み)「デジタル技術は建築のイマジネーションを解き放つ」(本文より)。ゲーリーは,CADやBIMへのアプローチにも革新的に取り組んだことで知られています『建築という芸術評伝フランク・ゲーリー』ポール・ゴールドバーガー/著,坂本和子/訳四六判変型・592頁,定価3,960円(税込み)