27KAJIMA202601Kboard「アクティオ長野ちくまテクノパーク統括工場新築工事」が竣工「田町駅西口駅前地区開発事業新築工事」が着工 昨年10月1日,「田町駅西口駅前地区開発事業新築工事」(東京都港区)の起工式が現地で行われた。 本事業では,JR田町駅西口前にある森永プラザビルの跡地(約6,000m2)を中心に,新たな街の顔となる大規模複合ビルを建設するとともに,交通広場を拡張し,駅・街一体の基盤整備を行う。 建物高層部は,街並みとの調和や圧迫感の軽減を考慮し,PCカーテンウォールによるデザインとした。また低層部は,街から見た田町駅の正面性を意識し,賑わいと華やかさが感じられるアルミカーテンウォールと壁面緑化による構成となっている。 昨年10月29日,設計を当社,施工を当社JVにて行った「アクティオ長野ちくまテクノパーク統括工場新築工事」(長野県千曲市)の竣工式が現地で行われた。 建設機械レンタル最大手のアクティオは,整備工場・研究開発,人材育成,災害時の資機材供給基地としての役割をもつ統括工場「テクノパーク」を全国に展開している。今回のプロジェクトでは,約9.6万m2の敷地に,S造,地上2階,延床面積1万355m2の工場を建設,日本列島のほぼ中央に位置し,広域輸送能力を備えた同社国内最大規模の拠点となる。 同工場は,従来の機能に加え,災害・防災対策拠点として最新鋭のBCP機能を整備。非常時には自家給油所による電源供給を行い,地域の一時避難所として機能 現場は,JR線と国道15号(第一京浜)に挟まれた人通りの多い場所であるため,第三者災害の防止などに細心の注意を払いながら施工を進める。 駅直結の大規模ミクストユース型プロジェクトは,2029年3月に建物が竣工し,その後2033年度中に緑地広場が整備され,全体竣工を迎える予定。するほか,大型重機や仮設ハウスなどのレンタル会社を集約し,災害直後に迅速な資機材供給が可南西側全景田町駅西口駅前地区開発事業新築工事場所:東京都港区発注者:三井不動産,森永乳業,東日本旅客鉄道設計:当社建築設計本部用途:事務所,商業施設,産業支援施設,駐車場など規模:S造一部SRC造 B2,24F,PH1F 延べ約98,570m2工期:2025年10月∼2029年3月(Ⅰ期工事・建物)2033年度中(Ⅱ期工事・緑地広場)(東京建築支店施工)国道15号側外観イメージ。交差点をスクランブル化し,歩行者ネットワークの改善を図る能となっている。また,近隣県の防災拠点として防災ヘリの離着陸にも対応するなど,災害時における万全な体制を構築した。 「災害大国,日本を守る」。年々激甚化する自然災害に,全国各地へ一刻も早く資機材を届けるという,同社の使命を体現する新たな司令塔が誕生した。整備エリア緑地広場イメージ

 当社は,「EXPO2025JPO-WIPOAWARD(若者活躍推進部門)」を受賞した。 同賞は,大阪・関西万博における経済産業省特許庁(JPO)と世界知的財産所有権機関(WIPO)の協力として,今回に限り創設されたもの。社会課題解決のためのイノベーションを生み出し,より良い未来社会をデザインしていくという,JPOとWIPOが連携して目指す知財活用のあり方を体現する企業が選出された。気候変動,女性活躍推進,若者活躍推進の3部門28KAJIMA202601「(仮称)東京慈恵会医科大学西部医療センター新本館棟」が竣工「EXPO2025JPO-WIPOAWARD」を受賞「ITAトンネルアワード2025」を受賞 当社が開発した山岳トンネルの自動化施工システム「A4CSELforTunnel」のうち,「エレクタ付き2ノズル自動吹付け機」が,ITAトンネルアワード2025(Product/ 「(仮称)東京慈恵会医科大学西部医療センター新本館棟」(東京都狛江市)が完成し,昨年10月24日に竣工式が現地で行われた。式典では,神事に続きテープカットが実施され,多数の来賓や事業・工事関係者が竣工を祝った。 本プロジェクトは新病院を建設した後,築50年以上が経過した既存建物を解体し,駐車場を整で計5つの企業が受賞するなか,当社は若者活躍推進部門で唯一の受賞企業となった。 昨年10月4日には万博会場で授賞式が行われた。当社は,知財の重要性の認識向上に資する知的財産表彰制度があり,なかでも,若手社員の知財活動への参画を推進する「知的財産奨励賞」を設置している点や,毎年同賞の受賞者を本誌でEquipmentInnovationoftheYear部門)で銅賞を受賞した。昨年10月1日,SavaCenter(セルビアベオグラード)で開催された国際トンネル協会※(ITA)主催の表彰式でその栄誉が発表された。 今年で11回目を迎える同アワードは,トンネル技術に関する革新的なプロジェクトなどが表彰されるもので,22ヵ国,58件の応募のなかから7部門のファイナリストが選定された。発表当日には,ファイナリストと備するリニューアル事業。着工は2023年10月で,規模はRC造一部S造(免震構造),地上8階,地下1階,病床数494床,延床面積4万3,817m2。基本設計を山下設計,実施設計と施工を当社が担当した。敷地内の既存病院を運用しながらの建替え工事にあたり,当社は患者と病院スタッフの安全を最優先に施工を行った。 新病院は,水平基調の外観と,「安らぎを与える樹」をモチーフとした,地域の人々の拠り所となる内装デザインを採用。基本理念に掲げる「シームレスな医療をもとに地域社会に貢献する,機動性と機能性の高い基幹病院」の実現を目指す。 1月5日にリニューアルオープンし,来年8月には外構を含めたグランドオープンを予定している。エレクタ付き2ノズル自動吹付け機表彰メダル新病院外観。敷地南側では解体工事が進むWIPOダレン・タン事務局長(左)から表彰される福田専務テープカットの様子関係者による記念撮影。右から土木管理本部青柳隆浩統括技師長,技術研究所犬塚隆明主任研究員,岩野圭太上席研究員※トンネル技術の発展と地下空間の利用を促進することを目的として1974年に設立された国際的な組織。現在は81の加盟国で構成して当社から技術者2名が登壇。プレゼンテーション動画による説明と質疑応答の後,審査結果を待った。山岳トンネルにおけるコンクリートの自動吹付けと支保工の建込みガイダンスの2つの機能を搭載した本機の導入により,吹付けコンクリートの品質と生産性・安全性が飛躍的に向上したことが高く評価され,今回の受賞に至った。紹介することで,社内外への啓蒙と発明者のモチベーションアップに繋げている点などが高く評価された。

  BOOKS29KAJIMA202601 2026年の干支,午年生まれの人物は情熱的で行動力に富むと言われます。あなたのまわりの年男・年女はいかがでしょうか。 建築界では,京都タワーや御茶ノ水の聖橋など曲線を用いた造形を得意とした山田守(1894-1966),数寄屋建築を近代化し,いま私たちがもつ日本建築のイメージをつくり上げた吉田五十八(1894-1974)や,アメリカの近代建築をリードしたフィリップ・ジョンソン(1906-2005)といった面々が年男にあたります。また,世界を駆けて活躍する隈研吾氏も1954年の午年生まれです。新年の読み初めに,4名の建築家にまつわる書籍をご紹介いたします。謹賀新年「午年生まれ」お問合せ鹿島出版会tel:03-6264-2301宮大工による箸づくり体験宇宙建築の取組みの展示姫路城のシャチホコの展示 全体討議の様子コンクリート製作に集中する子どもたち講義風景「イケフェス大阪2025」大盛況の2日間2025年度「土木の日」技術研究所見学会(公財)鹿島美術財団東京美術講演会開催 日本最大級の建築イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)2025」が昨年10月25∼26日に大阪市などで行われた。街をひとつの大きなミュージアムと捉え,大阪の魅力ある建築が一斉に公開されたほか,多くの展示やワークショップが開催された。 当社は,設計・施工を手掛けたオービック御堂筋ビルとアーバンネット御堂筋ビル(ともに大阪市中央区)にて,館内見学ツアー,宮大工による箸づくり体験,姫路城(兵庫県姫路市)の改修工事に関連したシャチホコや瓦,宇宙建築の取 昨年10月29∼31日の3日間,当社技術研究所(東京都調布市)で土木学会関東支部との共催による見学会が行われた。このイベントは「土木の日」(11月18日)にちなみ,子どもたちに土木に関する理解を深めてもらおうと,1990年から開催している。今年は近隣小学校3校から5年生約260人が参加した。 見学会では,当社社員が「橋の種類としくみ」「トンネルの形と掘削の様子」と題し,実験映像を交 昨年10月30日,(公財)鹿島美術財団(理事長:鹿島公子)主催の東京美術講演会が当社KIビル(東京都港区)で開催された。同財団は,美術の振興を図り,わが国の文化の向上と発展に寄与することを目的に1982年に設立された。同講演会はその活動の一環として1984年より開催されている。 総合テーマは,「高階秀爾の道」。総合司会の大髙保二郎早稲田大学名誉教授からの趣旨説明後,昨秋,文化勲章を受章された辻惟雄東京大学名誉教授の談組み,「360°立体音響OPSODIS1」等の展示体験を開催。鹿島出版会の「スペシャル書店」(新建築社と共同)も併催された。 2日間で前回を大きく上回る800人以上が会場を訪れ,伝統建築や宇宙建築から音響まで,当社のさまざまな技術を多くの方々に知っていただく機会となった。えて講義を実施。子どもたちは講師の説明に熱心に聞き入り,元気な挙手でクイズに解答した。また,体験型プログラムでは,液状化現象を再現する実験を通じ,その仕組みについて学習したほか,実際にコンクリートを製作し,材料や特長について理解を深めてもらった。質疑応答の時間には,子どもたちから「液状化現象で家が沈んでしまうことはないですか」「鹿島がつくった一番長い橋はなんですか」など,たくさんの質問が寄せられた。話に続き,「西洋美術研究への寄与,日本美術再考へ」(三浦篤大原美術館館長),「西洋との出会いと国際美術交流」(小佐野重利東京大学名誉教授)の講演が行われた。続く全体討議ではハーバード大学美術・建築史学部ユキオ・リピット教授,朝日新聞大西若人編集委員をゲストスピーカーに迎え,有賀祥隆東北大学名誉教授,河野元昭東京大学名誉教授,板倉聖哲東京大学教授を交え,「美術史研究の将来に向けて」をテーマに闊達な議論が展開された。 『五十八さんの数寄屋』藤森照信・田野倉徹也/著A5判・196頁,3,740円『小さなリズム人類学者による「隈研吾」論』ソフィー・ウダール・港千尋/著 加藤耕一・桑田光平・松田達・柳井良文/訳四六判・228頁,2,860円(価格はすべて税込)『SD選書276戦間期の国際建築』ケン・タダシ・オオシマ/著,田中厚子/訳四六判・352頁,2,750円※山田守関連書『SD選書139インターナショナル・スタイル』H.R.ヒッチコック・P.ジョンソン/著武澤秀一/訳四六判・236頁,1,980円