KAJIMA20260322ユニバーサル・スタジオ・ジャパン側外観パースKboard今年中頃から「ラッフルズ・レジデンス・バリ」の販売を開始「OsakaSakurajimaResort」プロジェクトが本格着工 合同会社桜島開発(当社・日本郵政不動産・SMFLみらいパートナーズ・京阪神ビルディングによる共同出資)は,昨年12月,外資系ホテル「OsakaSakurajimaResort」プロジェクト(大阪市此花区)の本格着工を発表した。 本プロジェクトは,JR桜島線ユニバーサルシティ駅から徒歩6分の立地に,IHGホテルズ&リゾーツが運営する国内初の新築トリプルブランドのホテル※を建設する。幅広い客層をターゲットに,「インターコンチネンタル」「キンプトン」「ホリデイ・インリゾート」(総客室数817室)を展開。ユニバーサル・ カジマ・デベロップメント(KD)は,今年中頃から高級リゾートレジデンス「ラッフルズ・レジデンス・バリ」の販売開始を予定している。このプロジェクトは,2021年に当社開発で開業したホテルに続く第2弾となる。 場所は,空港から車で20分の高級ホテルが集まるインドネシア・バリ島ジンバラン地区。海岸沿いに続く5.3haの丘陵地に最大28戸のヴィラを配置し,第1期分譲のヴィラからは絶景のオーシャンビューを提供する。また,各住戸には屋内外をシームレスにつなぐ開放的なリビング・ダイニングと3∼5室のベッドルーム,長さ15∼20mのインフィニティプールを設け,寛ぎのひとときを叶える。 建物には天然の石材や木材を用い,インドネシアの文化的要素を採用したテキスタイルを組み合わせるなど,上質で洗練された空間を演出。ブランド付き住宅の新たな基準を示すヴィラライフを実現する。スタジオ・ジャパンオフィシャルホテルで唯一の外資系ホテルとなる。 安治川側は煌めく水面を映し出す開放的で透明感のある佇まいを,ユニバーサル・スタジオ・ジャパン側はブルックリンの街並みを想起させる重厚感のあるイメージを表現する。ジンバラン湾を望む海の眺望を最大限に活かす立地ラッフルズ・レジデンス・バリ場所:インドネシアバリ島ジンバラン地区発注者・施工CM:ジンバラン・グリーンヒル社※建築設計:AreaDesign設備・構造設計:MeinhardtIndonesia内装設計:HBAResort(Bali),AEDIDesignBureau規模:住宅事業用地5.3ha, ヴィラ戸数(第1期分譲)10戸竣工時期(第1期分譲):2026年末予定OsakaSakurajimaResort場所:大阪市此花区発注者:合同会社桜島開発設計:当社建築設計本部,関西支店建築設計部用途:宿泊施設規模:SRC・S造 B1,14F 延べ100,494m2竣工:2029年(予定)(関西支店施工)「OsakaSakurajimaResort」プロジェクト完成イメージ※1棟の建物に3つのホテルブランドを擁する施設ヴィラ外観(上),リビング・ダイニング(下) 都市と自然が交差する風景の中に建つホテルの完成は,2029年を予定している。※KDがジンバラン・イースト・ワン社と合弁で設立
23KAJIMA202603Focus外部講師を招いた「サーキュラーエコノミー勉強会」を開催 1月7日,東京大学大学院の木見田康治特任准教授を講師に招き,当社の「サーキュラーエコノミー※(以下,CE)研究会」のメンバーを対象とした勉強会が開催された。 CE研究会は,外部環境や当社グループの強みを踏まえたCEへの取組みの方向性を議論・決定する部署横断型の組織。新たなビジネスモデルの検討や,具体的なプロジェクトの推進を担う所管部署への橋渡しなどの役割も担っている。 勉強会では,木見田特任准教授によるCE関連の政策動向や研究テーマに関するインプットトークをはじめ,環境本部による廃プラスチックの回収・再生,建築設計本部による減築リニューアルなど具体的な事例の紹介と課題感の共有,意見交換が行われた。その後,CE戦略について活発な議論が交わされ,盛況のうちに幕を閉じた。勉強会の様子FromYokohama 「スタンレー電気技術研究所再構築建て替え工事」(横浜市青葉区)が,昨年11月に竣工した。 自動車機器事業などを展開する電子機器メーカーのスタンレー電気が進めていた本プロジェクトは,ナノテクノロジーを核とした次世代技術の創出と分散していた研究開発機能の集約を目的とするもの。「ユ 本プロジェクトは,BIM活用の幅を広げ,近年多くの現場で行われている「仮想竣工」にとどまらず,メタバース※を活用した体験型の「仮想運用」へと進化させた。 メタバース導入にあたっては,セキュリティ課題や,外注・内製の検討,デバイスの比較など試行錯誤を「スタンレー電気技術研究所再構築建て替え工事」が竣工メタバースで仮想運用ニバーサルな実験環境」「人材の交流」「機能美」をキーワードに,実験室のワンフロア化や,創造性とコミュニケーションを高めるオフィス環境が整備された。規模はRC造(直接基礎),地上5階,延床面積8,602m2。設計と施工を当社横浜支店が担当した。 建設地は東急田園都市線江田駅から徒歩5分,南側に東名高速道路,西側に特高変電所が隣接するため,飛散防止などに細心の注意を払い施工が進められた。小高い丘の地形を活かし,2つの地盤面を設定することで,高さ制限重ね,担当社員はオンライントレーニングを受講し,クラウドやアバター同期のためのスクリプト習得を進めた。 仮想運用には,操作者が自らのアバター目線で操作しながら,自身の仮想体験として確認できるメリットがある。施工中は,建物ファサード,エントランス部のイメージを様々な視20mの中,5階建ての研究所を実現。新築部分の切土・盛土の合計範囲を500m2以下に抑える点から確認したり,サンプルボードをメタバース内に置き,仕上げ材の確認を行ったほか,人の動線や家具・什器配置の検証に活用した。 現場を率いた小川博之所長は「工事着工前から,自身のアバターを用いた仮想運用を通して,空間を身体スケールで確認できました。人材交流を促すカフェエリアメタバース空間。遠隔地からでも複数人が同時にログインできる最初に構築したメタバース空間(試行中)※インターネット上で構築された3次元仮想空間。自身の分身である「アバター」を用いてアクセスし,他のユーザーとコミュニケーションができる仕上げ材サンプルボード確認。メタバース内での対話も可能関係者による仮想運用体験の様子建物外観※製品やサービスの生産段階からリサイクルや再利用を前提に設計し,新たな資源の消費を最小限に抑え,既存資源の価値を最大化する経済システム工夫により,開発工事の届出を不要とし,全体工程を短縮した。発注者には工事進捗に合わせて現場を訪れてもらうことで,仮想と現実が相互に作用し,体験価値が一層高まりました」と成果を語る。 この取組みを通じて得られた知見は,当社におけるメタバース活用の新たな可能性を切り拓く基盤となることが期待される。
24KAJIMA202603CO2-SUICOM®が「令和7年度関東地方発明表彰」発明奨励賞を受賞「配筋DX」が「インフラDX大賞」優秀賞を受賞 昨年11月20日,発明協会が主催する「令和7年度関東地方発明表彰」において,当社とデンカの共同特許「CO2を吸収するコンクリート及び製造方法」(CO2-SUICOM)が発明奨励賞を受賞した。 この賞は1921(大正10)年,全国発明表彰につながる地方発明表彰として,発明の奨励・育成を図り,科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的に創設。発明や考案,意匠を生み 当社が取り組む「鉄筋工事の生産性向上を実現する配筋DX」が,国土交通省主催の「令和7年度インフラDX大賞」で優秀賞を受賞し,1月13日,同省にて授与式が行われた。 同賞は,インフラ分野において,データとデジタル技術を活用し,建設生産プロセスの高度化・効率化,国民サービス向上などにつながる優れた取組みを行った団体を表彰し,その実績をベストプラクティスとして横展開することを目的としてい出した技術者・研究開発者を顕彰している。 CO2-SUICOMは,当社ら※が開発した,世界で初めてCO2排出量の実質ゼロ以下を実現した環境配慮型コンクリート。製造過程でCO2を吸収し,コンクリートに固定する特徴を持つ。本技術の進歩性や実施効果が顕著であること,また,論文発表や受賞歴,社会貢献度,市場普及率などが総合的に評価され,受賞に至った。る。今年度は,国土交通大臣賞,優秀賞,スタートアップ奨励賞の各賞を計33団体が受賞した。 配筋DXは,配筋3次元モデルを活用し,鉄筋工事全体の生産性向上を図るもの。①当モデルを活用した帳票類の自動作成・出力による省人化,②鉄筋加工データとソフトウェア・自動加工機との連携による,ヒューマンエラー防止と効率化の実現,③誰もがデータを共有できる共通フォーマットBVBSを採用した点などが高く評価された。授与式にて,金子恭之国土交通大臣(右)と土木管理本部土木技術部BIM/CIM推進グループ石黒真聖担当部長賞状を手にする技術研究所土木材料グループ取違剛上席研究員(右)※当社,中国電力,デンカ,ランデス 当社は,日本ウッドデザイン協会が主催するウッドデザイン賞2025において,ヤマト本社ビルA棟・B棟(東京都中央区)が最優秀賞を,NANT仙台南町(仙台市青葉「ウッドデザイン賞2025」を受賞区)が優秀賞を受賞した。加えて,KX-FORESTKARUIZAWA鹿島軽井沢泉の里保養所(長野県北佐久郡軽井沢町)が入賞した。 同賞は,木の良さや価値をデザ最優秀賞(経済産業大臣賞)ライフスタイルデザイン部門ヤマト本社ビルA棟・B棟※設計:日建設計・鹿島建設設計共同体受賞理由:床・天井が段階的に変化する木質の段床空間と,場所ごとに用途が変化する木質の造作家具を組み合わせることで,多様な働き方,働く場所にバリエーションを作り出した優秀賞(林野庁長官賞)ソーシャルデザイン部門NANT仙台南町受賞理由:公開空地の壁と天井に木を敷き詰め,街のたまり場のような雰囲気と温かみを提供。端材の積極的な活用が,独創的な意匠を実現し,歩留まり向上による炭素固定にも寄与したインの力で再構築することを目的として,優れた建築・空間や製品,活動,研究などを表彰するもの。今年度は,応募総数327点の中から206点が入賞,そのうち最優秀賞4件のほか,優秀賞,特別賞,奨励賞など31件が選出された。 3件の受賞により,当社の木材利用における優れた取組みが高く評価された。
25KAJIMA202603神社を目指す一行。沿道からは「頑張って!」と激励の声をいただいた BOOKS都市の中の橋,自然の中の橋お問合せ鹿島出版会tel:03-6264-2301 江戸時代に道頓堀川をはじめとする多くの堀川が開削され,水運を中心に経済と文化が発展してきた大阪は,「水の都」とも呼ばれています。大正時代に入り,優れたデザインの橋梁が次々と架設され,大阪の町は近代化を遂げていきます。年初に刊行した新刊『橋から読む近代の都市デザイン』は,橋の計画や設計といったデザインにまつわる膨大な史料をもとに,橋から都市の景観デザインを読み解く図鑑です。優勝した岐阜県立岐阜商業高等学校の皆さん優勝チームの作品KAJIMA100年のみどり賞新海令奈さん「残雪のふるさと田園風景」審査の様子※1全国土地改良事業団体連合会※2都道府県土地改良事業団体連合会 昨年11月16日,「Ikenobo花の甲子園2025」全国大会が華道家元池坊(京都市中京区)で開催され,当社は前大会に続き,特別協賛者として高校生にエールを送った。 同大会は3人1チームとなり,会場でいけばな作品を制作する公開コンクール。日本の伝統文化・いけばなへの学びを誇りに思ってもらうことを目的に2009年から毎年開催されている。 大会には,各地区大会に参加 昨年12月4∼11日,当社が2020年から協賛している「未来へつなごう!ふるさとの水土里子ども絵画展2025」が東京都美術館(東京都台東区)で開催された。 この絵画展は,全国水土里ネット※1と都道府県水土里ネット※2が主催する,小学生以下を対象とした絵画コンクール。絵を描くことを通じて,子どもたちに田んぼや水,農村に関心を持ってもらい,この財産を次世代へ引き継いでいくことを目的に開催されている。「Iいけのぼうkenobo花の甲子園2025」に協賛「未来へつなごう!ふるさとの水みどり土里子ども絵画展2025」に協賛 今回は,2,625点の応募の中から,入賞33点,水土里ネット賞56点,入選141点が選出され,佳作を含む約400点が展示された。 当社協賛の「KAJIMA100年のみどり賞」(入賞)は,愛知県半田市立乙川小学校6年新海令奈さんの作品に贈呈。「力強い筆づかいで,自然と人の営みの調和を見事に表現した作品」と賞賛した。東北支店有志が「どんと祭」に参加 1月14日,小正月の伝統行事「どんと祭」(松焚祭)が仙台市青葉区の大崎八幡宮で行われた。地元企業など67団体・約1,650人が参加するなか,当社からは東北支店やグループ会社社員ら総勢110人が参加した。 参加者は,白装束に身を包み,右手に鐘,左手に提灯を掲げ,口に含み紙をくわえながら大崎八幡宮を目指す。丙午生まれの年男,横井支店長が「鬨の声」を上げ出『橋から読む近代の都市デザイン大大阪を彩る橋図鑑』阿久井康平/著B5判・298頁,3,300円(税込)『BRIDGE風景をつくる橋』大野美代子+エムアンドエムデザイン事務所/著 藤塚光政/写真B5変判・156頁,3,740円(税込)陣した一行。今年は支店移転に伴い,例年よりも2km長い,約5kmの道のりを練り歩いた。神社に到着した後は,御神火に向かい,工事の安全を祈願した。 どんと祭は,正月の松飾りやしめ縄などを焚き上げる神送りの行事。市内各所から神社の御神火を目指し練り歩く裸参りは,東北の冬の風物詩として知られ,なかでも,大崎八幡宮の祭りは300年の歴史を持ち,宮城県最大となっている。した137チームから選出された代表13チームが出場。今大会テーマ「“いのち”をいかす」のもと,花ばさみをバトンに1人10分ずつのリレー形式で,当日発表された花材をいけ込んだ。その後,作品に込めた想いや工夫についてプレゼンを行い,当社の茅野関西支店長含む審査員らが各チームの作品を鑑賞,高校生の熱心な説明に耳を傾けた。審査の結果,岐阜県立岐阜商業高等学校が3年連続で優勝した。 横浜ベイブリッジなど65もの橋のデザインを手がけた大野美代子は,ダイナミックな造形と訪れる人の視線への設えで多くの人々の心をとらえてきました。作品集『BRIDGE』は,彼女らが生み出した新たな風景を,藤塚光政氏撮影の写真で綴ったロングセラーです。